外務報道官「必要であれば、アメリカのメッセージに返答する」
2012年01月16日付 Jam-e Jam紙
オバマからのメッセージ、イラン国連大使およびターレバーニー・イラク大統領を介して伝えられる。
我が国の外務報道官は、アメリカからイランにメッセージが届けられたことを確認した上で、「この書簡は三つのルートでイランに伝えられた。もし必要ならば、イランは適切な形で返答を行うだろう」と述べた。
2日前ニューヨーク・タイムズは記事の中で、アメリカ政府がイランにメッセージを送り、そのなかでホルモズ海峡に関して何らかの指摘を行ったことを報じていた。
ニューヨーク・タイムズは匿名のアメリカ当局の話として、「このメッセージは〔イランにおける米の利益代表部がある〕スイス大使館を通じて〔イラン側に〕手交されたものではない」とも付け加えていた。一方で、〔ニューヨーク・タイムズの記事が報じられた〕当時この書簡の存在はいまだイラン当局によって確認されておらず、その送付ルートも不明だった。
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しかし昨日、ラーミーン・メフマーンパラスト外務報道官はテヘラン第9区の教職員集会での演説の傍らで、この手紙が送付された事実を認めた上で、「このメッセージは、トルコ当局を介してイランに手交されたものではない」と語った。同氏はその上で、「このメッセージは3つのルートを通じてイランに手交された。一つは国連のアメリカ大使からイラン大使へ、もう一つは駐イラン・スイス大使から、残る一つはイラクのジャラール・ターレバーニー大統領からである」と付け加えた。
同氏はこのメッセージに対する返答について、「この件はまだ検討中である。もしも返答が必要ならば、それにふさわしい形で行われるだろう」と述べた。
■ イランはアメリカにメッセージを送っていない
他方、国会議長はヴィクトリア・ヌーランド米国務省報道官がトルコ外相を通じてイランからメッセージを受け取ったと発表したことを否定し、アメリカの妄想の産物との見方を示した。
先週トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣によるテヘラン訪問があり、同氏の帰国後、ヴィクトリア・ヌーランド報道官は「イランからのメッセージを同氏を通じて受け取り、トルコ側とイランについて協議を開始した」と指摘した。
ファールス通信によると、アリー・ラーリージャーニー氏はこの指摘を否定し、「イランにはアメリカに送るべきいかなるメッセージもない」と語った。同氏はさらに、「もしアメリカ人たちが想像したというのなら、あるいはトルコの友人たちが彼らにメッセージのことを想像するよう言ったのなら、それは誤解にすぎない」と述べた。
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(翻訳者:8409148)
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