オバマ氏のハーメネイー最高指導者宛の手紙の詳細、明らかになる
2012年01月19日付 Jam-e Jam 紙

 国会議員のアリー・モタッハリー氏は、バラク・オバマ米大統領がハーメネイー革命最高指導者にあてた手紙の詳細について明らかにした。

 同氏はファールス通信とのインタビューの中で、アメリカ政府がアーヤトッラー・ハーメネイー閣下にあてた最近の手紙について、「この手紙の第一部では威嚇的な姿勢が、第二部では友好的な話し合いの姿勢が表明されていた」と述べた。

 モタッハリー氏によれば、米政府はこの手紙の第一部で、イスラーム共和国によるホルモズ海峡封鎖は〔米政府にとって〕「レッドライン(越えてはならない一線)」あることを指摘し、また第二部では、現在の意見の相違を解消させるために、双方が互いに直接的な話し合いを行ってはどうかとの提案を行っているという。

 また、国会の国家安全保障委員会の副委員長を務めるホッジャトルエスラーム・エブラーヒーミーもこのことについて、「この手紙の要点を全体としてみた場合、今回の手紙が受け身的な立場から書かれたことが分かる。オバマ氏がメッセージの冒頭でいかに超大国のそぶりを見せても、続きでは、互いの権利を守りながら、我々が『協力と交渉』を行うことができるということを伝える内容となっている」と指摘した。

 同師はさらに、「オバマは革命最高指導者に宛てたメッセージの最後の部分で、我々はイラン・イスラーム共和国に対して、敵対的行動は一切取らないことを表明している」と付け加えた。

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( 翻訳者:8408137 )
( 記事ID:25341 )