イランでスペイン語チャンネルが正式に開局
2012年02月01日付 Jam-e Jam 紙


 「ラテンアメリカへの架け橋」というスローガンを掲げた「ヒスパンTV」という名の24時間放送のスペイン語チャンネルが、イラン国営放送内で昨日、正式に開局した。

 この放送局の開局式には、エッザトッラー・ザルガーミー国営放送総裁、アリーアクバル・サーレヒー外務大臣、ラーミーン・メフマーンパラスト外務省報道官、イラン国営放送国際放送担当副総裁のモハンマド・サルアフラーズ氏、及びキューバ、ベネズエラ、ニカラグア、ボリビアの各国大使らが出席した。またこの開局式では、大統領のメッセージもビデオ会議方式で大統領府から生中継された。

 マフムード・アフマディーネジャード大統領は24時間放送のスペイン語チャンネルが正式に開局したことを記念して生中継されたテレビ演説の中で、同放送局の開局に尽力した国営放送総裁ならびに幹部らに感謝の意を表明した上で、次のように述べた。「この放送局が、正義を希求する人々、清らかな心を持つ人々、自由を求める人々、自立した諸国民、思想家たち、芸術家たち、識者たち、そして政治関係者らすべての人々の出会いの場、架け橋となり、同放送局を通じて彼らが互いに対話し協力し合うことができるようになることを希望する」。

 同氏はメディアについて、世界のすべての諸国民をつなげる架け橋だとの見方を示した上で、「アメリカやラテンアメリカ、カリブ海地域をはじめ、世界の多くの諸国民がスペイン語という美しい言語で会話をしている。それゆえ、〔ヒスパンTVは〕情報を伝達する豊かな可能性を秘めている」と強調した。

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 同氏はさらに、「今回新たに設立された放送局が担うべき重要な責務の一つに、イランの紹介がある。もちろん、〔世界の〕その他の諸国民と彼らの文化・地理の紹介という責務もある」と語った。

 アフマディーネジャード大統領はメッセージの最後に、「自由万歳、正義万歳、ラテンアメリカ万歳」という趣旨の内容をスペイン語で述べ、式典に出席していたスペイン語話者らの歓迎を受けた。

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( 翻訳者:8409102 )
( 記事ID:25452 )