アフマディーネジャード「2年間石油を売らなくても何の問題もない」
2012年04月11日付 Jam-e Jam 紙
大統領は「強欲な連中は、イランからの石油の購入をボイコットしよう、などと言っている。しかしイラン・イスラーム共和国は今日、多くの外貨準備を保有しており、たとえ今後2年間石油を売らなくても、国をきちんと運営していくことができる」と述べた。
大統領府のウェブサイトが伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は昨日、4期目の地方州訪問の一環として〔ホルモズ海峡に近い〕ホルモズガーン州を訪れ、タフティー・スタジアムに集まったバンダルアッバース市民らの前で、「正義の実施は民衆にとって心地よいものであるが、それと反比例するように、一部の人間にとっては好ましくないものなのである」と指摘し、さらに次のように述べた。
世界中を見れば分かるように、今日の〔世界の〕問題はすべて、自らの強欲をかなえるためならば戦争をも厭わず、他国に軍事攻撃をし、その一方でその他の国々の内政に介入しては、それらの国々の資本、文化、そして個性をも強奪する、まさにあの一部の少数の者たちの強欲に基因するのである。
アフマディーネジャード大統領は自らの演説の中で、正義の実施に対しては国内にも反対勢力が存在すると指摘し、次のように述べた。「国と民衆の発展・福祉、人民の富の公正な分配を自らの利害に反するものと考えている者が、少数ながら存在する。彼らはそのために、正義の実施に向けて踏み出された歩みに対してことごとく石を投げつけてくる。人民の権利が人民自身に与えられることにあからさまな不快感を表し、反対してくるのだ」。
アフマディーネジャード氏は〔エネルギー等への補助金を廃止し、各世帯への現金支給に切り替える〕「補助金の目的化」法が施行された当初より、その粗を探し、国の経済を混乱させては、「補助金の目的化」の施行こそその原因だなどと吹聴するための口実を探していた人々がいると指摘し、「彼らは、唯一神を信仰する革命的イラン国民が政府と協力して実行した甘美なる偉業を、苦々しいものにしようとしていた。彼らは国内と国外の〔反体制〕分子を糾合して、一つのゲームを起こしていたのだ〔‥‥〕」と語った。
同氏はその上で、「しばらく前の外貨と金貨をめぐるゲーム〔※昨年より自国通貨リヤールが暴落し、金貨の価格が急騰していることを指す〕も、国外分子と国内分子の間で〔連携を取りながら〕計画された一つのプログラムだった。残念ながら、〔政府の〕一部責任者の監督上の怠慢によって金貨市場や外国為替市場が動揺してしまった」と付け加えた。
同氏はさらに、「もちろん、正義の道の途上でのこうした攻撃は、成功しないだろう。なぜならイラン国民は、正義の頂上に登り詰める決断を下しており、この途上で国民に抵抗する者を、それが誰であれ、歴史の屑入れへと投げ入れるだろうからだ」と続けた。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:26077 )