無人偵察機RQ-170のコード解読に成功:革命防衛隊司令官
2012年04月23日付 Jam-e Jam 紙

 革命防衛隊宇宙航空部隊司令官はアメリカ軍偵察機RQ-170について、「イランにはこの偵察機の情報を解読する能力はないと主張したアメリカ当局に対して念のため言っておくが、この無人偵察機がこれまでに行ってきた全ての作戦、過去に行った修理などについてのメモリーを我々は容易に解読してきた」と述べた。

 イラン国営通信(IRNA)の報道によれば、ハージーザーデ司令官はイラン国営放送のニュースチャンネルでの発言の中で、この偵察機には隠された部分などほとんど無いと指摘した上で、以下のように述べた。

もちろんこの偵察機には多くの暗号が存在していたが、しかしにもかかわらず、同機のメモリー情報、特にプロトコル(通信方法)や修理、飛行履歴などの情報が手に入った。例えば、2010年の修理の後に再度飛行した際の記録や、パキスタンでのウサマ・ビンラディンに対するオペレーションへの参加記録などである。

 ハージーザーデ氏は続けて、「もしわれわれがこの偵察機のソフトウェアやハードウェアを手に入れていなかったならば、こうしたことにアクセスすることもできなかったであろう。我々の専門家はこの航空機の部品やプログラムについて、熟知している」と述べた。

 同氏はまた、ファールス通信との会見で、この偵察機に自爆装置が備わっていると言われていることについて、「〔一般的に言って〕ミサイルには自爆装置が存在するものだが、全ての航空機にあるわけではなく、このこと〔=RQ-170に自爆装置が搭載されているとされていること〕は正しくない。彼ら〔=アメリカ〕はこの偵察機の実力を過信するあまり、こうしたこと〔=偵察機への自爆装置の搭載〕はしなかったようだ」と述べた。

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( 翻訳者:8408031 )
( 記事ID:26197 )