検事総長「インターネットテレビを立ち上げることは犯罪」
2012年05月08日付 Jam-e Jam 紙

 検事総長兼司法権報道官は、インターネット上にテレビ局やラジオ局を立ち上げることは違法であるとし、「もしこの件で何かしようなどと考える者が現れれば、検察は原告代表として行動を起こすことになるだろう」と述べた。

 ファールス通信の報道によると、ゴラームホセイン・モフセニー=エジェイー検事総長は昨日、記者団の前でさらに「テレビ局の立ち上げは、イラン国営放送に独占権があり、もしこの件で誰かが違法行為を行おうなどと考えるならば、検察は行動を起こすことになろう」と付け加えた。

 同氏は、一部の者がインターネット上にラジオ局やテレビ局を立ち上げようとしていると言われていることについて、「これまでにも、こうしたことには前例があり、実際にこうしたことに手を染めた者たちもいた。しかし彼らは、こうしたことが犯罪行為にあたることを知らなかったため、自らの活動をすでに中止している。しかし中には、自らの活動を続けた者もおり、この件で検察による介入が行われた」と言明した。

 モフセニー=エジェイー司法権報道官の発言は、第9期国会選挙の第2回投票を目前に控えた時期に、ある政治党派によってインターネット上にラジオ・テレビ局が開設されたこと〔※〕に関する質問に答えたものである。

※訳注:保守強硬派のメスバーフ=ヤズディーを中心とする「革命永続戦線」と呼ばれる大統領支持グループが、インターネット上に放送局を立ち上げたことを指す。

 司法権報道官は昨日、インターネット上であれ、衛星放送であれ、民間放送局を立ち上げることは法律違反であり、犯罪行為にあたるとの見方を、再度強調した。

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( 翻訳者:8409102 )
( 記事ID:26363 )