女性の殺人動機の67%は浮気:不倫は社会にとって破壊的脅威(3)
2012年05月16日付 Mardomsalari 紙

 複数の研究が示すところでは、既婚男性の30%から55%が妻以外の女性との関係を求めているという。つまり、平均で3分の1の男性が不倫を犯していることになる。この数字は、女性では3%から30%程度である。

 シャヒード・ベヘシュティー大学家族研究所学術委員のモフセン・デフガーニー博士は、不倫関係をもつことに対する男女間の〔態度の〕違いについて、「女性は他人と情緒的な関係を築くまでに長い時間がかかり、こうした関係が終了すると、精神的ダメージを受けやすいが、男性はこうした関係を築くのにそう長い時間はかからない」と言う。

 同氏はさらに、「男性はこうした関係のなかで性的関係を求める傾向にあるが、それに対して女性は、強固な情緒的関係を手に入れようとして、不倫関係に走る傾向にある。うまくいってない家庭では、男女ともに、こうした関係を築く方向へと誘導されやすくなる」と続けている。同氏によれば、残念ながら、イランではこの問題に関する統計調査が行われておらず、こうした領域に立ち入ることははばかられると考える風潮があるという。

 心理学修士のマスウード・ホナルバフシュ氏も、このことについて、次のように述べている。

このような関係にいる人々は、初めは相手の性格を絶対的に肯定するが、しばらくすると相手の行動のマイナス面があらわになって、こうした一時的な関係に失望してしまうものだ。不倫関係を結ぶことは、婚姻関係の危機を告げるサイレンのようなもので、それは時に離婚にまで至ってしまう。しかし適切に対処すれば、共同生活を回復させることもできる。この種の関係では、愛の「生理化学」が強ければ強いほど、関係にうんざりしてしまうのも早い。

 この分野では、一部のタブーを破って、この社会問題の原因究明と対策検討に乗り出し、〔不倫という罪を〕犯した人物を心理学的な見地から調査することが必要だと思われる。結局のところ、こうした関係のほとんどは、その人物の過去と関連があること、また夫婦は結婚後、婚前に抱いていた願望に別れを告げて、より現実的な視点から、〔結婚という〕共同生活とその問題に向き合うべきだということを心に留めておくべきだろう。

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( 翻訳者:8408114 )
( 記事ID:26535 )