ホメイニー作品出版協会副所長、宗教指導者の道徳遵守の必要性を強調
2012年05月26日付 Mardomsalari紙

【政治部】毎年、イマーム・ホメイニーの命日〔6月3日〕を直前に控えた時期になると、イマームの人となりについて多角的に検討する各種セミナーが開かれる。今回、ゴムで開かれたあるセミナーで議論されたのは、「イマーム・ホメイニー、イスラーム神学校、そして道徳」というテーマだった。

〔‥‥〕

 「イマーム・ホメイニー作品出版協会」の文化担当副所長はこのセミナーのなかで、人々の間で宗教指導者の権威が落ちつつあることについて明らかにし、このことに遺憾の意を表明した上で、宗教指導者による道徳の遵守の必要性について強調した。

 ホッジャトルエスラームのモハンマド・レザー・ヘシュマティー氏は、ホルダード月(西暦5/6月)はイマームの闘争をわれわれに思い出させる月である〔※〕と同時に、偉大なる革命指導者の逝去した月であることについて指摘した上で、社会における道徳問題の様々な側面に触れ、次のように述べた。「イスラーム革命後、社会は宗教指導者を頼りとするようになった。宗教指導者たちは、社会が参考とする階層となったのだ。宗教指導者たちが道徳を遵守し、魂の浄化にいそしもうしなかったならば、社会は動揺をきたしてしまっただろう」。

※訳注:ホルダード月15日(6月4日)が、1963年にホメイニーの呼びかけによって「79年革命への前奏曲」とも呼ばれる反体制蜂起がイラン全国で発生したことを記念する日であることを指している。

 同氏は次のよう付け加えた。

現段階で、宗教指導者たちやわれわれの社会がどの程度まで不道徳であるか、あるいは道徳的であるかについて、これといった指標があるわけではなく、このことについて世論調査も行われてはいないが、しかしこの分野で問題を抱えているということは、われわれ全員が知っていることである。〔79年の革命から〕30年が経ってもなお、われわれは社会の道徳的状況を正しく観測することができずにいる。

 ヘシュマティー氏は、もし社会の道徳に問題が生じているのであれば、どの程度その原因を宗教指導者に帰することができるかと自問した上で、次のように指摘した。

われわれは社会が道徳的な次元でダメージを受けてしまったと考えている。〔こうした〕ダメージはわれわれの宗教や革命にも、必ずや及ぶだろう。イマーム閣下は社会が、特に宗教指導者が道徳的であることの必要性を強調しておられた。それだけでなく、体制に奉職している者たちが道徳的に行動することの必要性についても、きわめて強く力説しておられた。もし一般市民の道徳が良くなったり悪くなったりするならば、それは体制に奉職している者たちの影響を受けているからである。

 同氏は、恐らく宗教指導者の90%は、国とは無関係の者たちだろうと指摘し、「体制関係者の一部に数えられている宗教指導者たちは、他の者たちよりも魂の浄化に励むべきである」と語った。

 「イマーム・ホメイニー作品出版協会」の文化担当副所長は続けて、イラン暦1382年(西暦2003年)にイランで行われたある国民調査について指摘した上で、「1382年に国民の価値観に関する調査が行われ、なかでも、人々の間で宗教指導者の権威が著しく低下し、医者や大学関係者、果てには社会サービスを行っている人々の権威の方が、宗教指導者よりもはるかに高いとの結果が得られた。当時、私はあるコラムのなかで、一般民衆の間における宗教指導者の役割が動揺をきたしていることについて、警告を行ったものである」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:8409013)
(記事ID:26618)