アフマディーネジャード大統領、国連持続可能な開発会議(リオ+20)に出席
2012年06月21日付 Jam-e Jam 紙
大統領「植民地化の機会を失った者たちは今日、気高き諸国民の進歩に異を唱えている」
定期的な訪問として南米を歴訪中の我が国の大統領は、昨日ブラジル入りし、地球サミット(通称「リオ+20会議」)に出席した。
マフムード・アフマディーネジャード大統領は、ラテンアメリカに向けてテヘランを出発する前、ブラジルで開かれる「国連持続可能な開発会議」を〔自らに都合良く〕利用しようとする資本主義体制の指導者たちの企てについて言及した上で、「リオ+20会議における決定が、〔世界の〕諸国民の利益となるよう採択されるべく、われわれは努力するつもりだ」と述べた。
大統領は、この会議開催の流れの中で、各国間の貿易と生態系を調和させ組織化するための新たな国際機関が設立される予定であると述べ、「分析によると、一部の者たちはこの機関が〔世界の〕諸国民にとって有害であり、資本主義体制にとって益となるような一方的な機関となるよう企てているとのことである」と言明した。
リオ+20会議は昨日(6/20)からブラジルの都市リオデジャネイロで始まり、3日間開催される。世界120ヵ国以上の首脳や代表が、この会議に出席している。
アフマディーネジャード大統領はブラジルを訪問する前、ボリビアを訪れており、ブラジルの後にはベネズエラに向かう予定だ。
■ イランとボリビアは自らの足で立ちたいと考えている
我が国の大統領はボリビアからブラジルに出発する前、両国間の協力に関する文書の調印式において、「大きな地理的距離にもかかわらず、イランとボリビア両国民の心は互いにきわめて近い。偉大で文化的なボリビア国民は常にイラン国民の心の中にいる」と述べた。
アフマディーネジャード大統領はまた、「イラン・イスラーム共和国とボリビアはともに、長大な文明を歴史に持つ独立した国であり、自らの足で立つことを決意している」とも語った。
大統領はさらに、「イランとボリビアの両国および政府は、あらゆる次元での進歩と発展、そして正義と自由、自国民の権利の確保に向けて、天然資源や人的資本を活用することで、進歩と繁栄を成し遂げる決意である〔ママ〕。ところが、植民地化の機会を失った者たちは今日、イランやボリビアといった気高き諸国民の進歩に異を唱えているのである」と付け加えた。
同氏は、独立・正義・自由はこれまで常に多くの敵をもってきたし、今も持っていると述べ、「自らの権利に満足せず、貪欲にも他の国民のポケットにまで手を伸ばす政府やグループは、〔世界の〕諸国民の進歩と自由、独立に異議を唱えているのである」と語った。
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( 翻訳者:8408019 )
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