5年間で生活費が2倍に
2012年07月09日付 Mardomsalari 紙

 中央銀行の公式統計によると、イランの一世帯あたりの年間総費用の平均は85年から89年〔西暦2006年から2010年〕の間に700万トマーンから1400万トマーン〔※現在の公式レートで約47万円から約93万円〕にアップした。

 イラン学生通信(ISNA)によると、中央銀行の最新の調査でイランの都市部における一世帯当たりの1年間の総費用の平均は、89年〔2010年〕には1410万トマーン以上であることが分かったという。この数字は、88年〔2009年〕には1270万トマーン以上、87年〔2008年〕には1150万トマーン以上、86年〔2007年〕には980万トマーン以上、そして85年〔2006年〕には770万トマーン以上だった。

 これにより、89年の一世帯当たりの1年間の総費用の平均は88年との比較で11%増、また88年のそれは87年との比較で10%増であったことが示された格好だ。

〔‥‥〕

 ISNAによると、この時期におけるイラン家庭の生活費の上昇の多くは、〔エネルギーなどへの補助金を段階的に削減し、代わりに各世帯への現金支給に切り替える〕補助金改革計画の施行時期と関連しているように思われる。〔この計画の施行によって、〕イランの家庭は当然のように、物価の急騰に直面した。と同時に、一世帯(4人家族)ごとに毎月平均で18万2000トマーン〔約1万2千円〕の補助金が現金で支給されており、経済学の専門家らは〔国の〕富の配分にプラスの効果がありうるとの見方を示している。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(宗教関係者らから物価高に不満の声「国民は物価高騰に苦しんでいる」)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:8409148 )
( 記事ID:27030 )