最高指導者「米のいうことが正しいのであれば、米はこの犯罪行為の犯人らをきちんと罰すべき」
2012年09月15日付 Jam-e Jam 紙
慈悲深く慈愛あまねき神の御名において
「かれらはアッラーの御光を、口先で消そうと望んでいる。だがアッラーはたとえ不信心者たちが忌み嫌おうとも御自分の光を現わした」〔コーラン第61章第8節より〕
親愛なるイラン国民、偉大なるイスラーム共同体へ
イスラームの敵どもの汚れた手が、再び偉大なる預言者を侮辱し、自身の深き敵意をあらわにした。狂気に満ちた憎むべき行為によって、彼らは現代世界で日増しに増大する、イスラームとコーランの輝きに対する汚らわしきシオニストたちの怒りを示したのである。
この大いなる犯罪行為に及んだ犯人たちの恥ずべき行為について、世界の神聖なるもののなかでも最も神聖で、光に満ちた人物はこれまで何度も、唾棄すべき愚かな行為の標的とされてきたことを指摘しておかねばならない。
今回の悪しき動きの舞台裏には、シオニズムとアメリカ、その他世界の抑圧諸国の首脳たちの敵意に満ちた政策が存在する。彼らは自らの馬鹿げた妄想として、イスラーム世界の若者たちの目に映るイスラームの神聖さを、その高き地位から引きずり下ろし、彼らの宗教的感情を封殺しようと望んでいる。
もし彼ら〔=アメリカやシオニスト〕が過去のこうした一連の汚らわしき行為、つまり〔『悪魔の詩』を書いた〕サルマン・ラシュディやデンマーク人風刺画家、コーランを焼却したアメリカ人牧師などを支援してこなかったとしたならば、またこれまで制作されてきた数十作品にも及ぶ反イスラーム映画の数々が、シオニスト資本家直属の〔映画〕制作企業に彼らが注文したものでなかったとしたならば、今日これほどまでに巨大で許しがたき犯罪行為へと事が発展するようなことはなかったであろう。
今回の犯罪行為の第一の容疑者は、シオニズムとアメリカ政府である。アメリカ政府関係者たちは、〔今回の侮辱行為に〕関与していないと主張しているが、もしその主張が誠実なものであるならば、今回、ムスリム諸国民の心情を傷つけるような醜悪な犯罪行為を実行し、またそれを金銭的にバックアップした者たちを、その大いなる犯罪行為に見合った罰に処すべきである。
世界中のムスリムの兄弟たちならびに姉妹たちは、イスラームの目覚めに対する敵の今回の無駄なあがきは、イスラーム覚醒の興隆がいかに巨大で重大なものであるかを示すものであり、またその日増しに増大するであろう発展の先触れなのだということを、よく認識すべきである。
1391年シャフリーヴァル月23日〔西暦2012年9月13日〕、セイエド・アリー・ハーメネイー
( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
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