外務報道官、フランス誌に預言者を侮辱する風刺画が掲載されたことを非難
2012年09月20日付 Hamshahri 紙

 イラン外務省報道官は、フランスの出版物が尊敬すべきイスラームの預言者の御前に対して侮辱的な風刺画を掲載したことを非難し、「こうした憎むべき行為に対して、西洋諸国がいつも一致して沈黙を通すことは、〔西洋諸国の〕イスラーム嫌悪とも一致するものである」と述べた。

 イラン国営通信が木曜日に外務省情報報道局の発表として伝えたところによると、ラーミーン・メフマーンパラスト報道官は、アメリカ製映画による侮辱行為に続いて、尊敬すべきイスラームの預言者に対して侮辱的な風刺画がフランスの発行物に掲載されたことについて、「イラン・イスラーム共和国は、イスラームで神聖視されているものに対する侮辱を強く非難し、イスラーム共同体の傷つけられた感情に共感の意を表明する」と述べた。

 外務省報道官は、「イスラームの目覚めのうねりに対する対抗措置として、シオニスト・サークルがこの種の侮辱的行為を意図的に行ったことは、複数の証拠や推測から明白である」と指摘した上で、「煽動的で侮蔑的な行為に手を染めれば、全世界に住む数百万人ものムスリムの清き感情を沸き立たせるであろうことは、火を見るより明らかだ。彼らがこのような侮辱行為に我慢することは、決してないだろう」と続けた。

 メフマーンパラスト氏はさらに、「イスラームへの嫌悪の感情とともに行われる、この種の憎むべき行為に対して、西洋諸国はいつも一致して沈黙するが、そうした沈黙こそ、こうした侮辱行為の続く真の原因なのである」と強調した。

 外務省報道官は続けて、「表現と信条の自由の原則は、世界のその他の諸国民が奉ずる宗教的信仰に対して侮辱をしてもよいことの口実として、決して利用し得ないことは、明らかである。こうした行為はそれ自体、国連憲章に明記された自由と矛盾するものである」と述べた。

 同報道官はさらに、「フランス政府がムスリムの宗教的感情を理解した上で、侮辱的事例を罪に問うべく、必要な措置を講ずることを期待する」と続けた。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27663 )