高校の偽造卒業証書を販売していた容疑者、逮捕される
2012年10月11日付 Jam-e Jam 紙

 アルボルズ州刑事警察長官は、300件もの修了証書を偽造していたプロの犯罪集団のメンバーらを摘発したことを明らかにした。

 警察のニュースサイトが伝えたところによると、ハーミド・レザー・ゴルサバーヒー大佐はこの件について、「刑事警察偽造・詐欺対策課の捜査官らは、あるプロの犯罪集団のメンバーらが(高校の)修了証書を発行しているとの情報を入手し、本件の捜査に着手した」と述べた。

 同大佐はさらに、「刑事警察の捜査官らは本件を捜査し、情報の真偽を確かめたところ、ヤーセルという名の人物が2500万リヤール〔※実勢レートで約7万1千円〕で、さまざまな人物に中等教育(高校)の修了証書を発行していたことを突き止めた」と続けた。

 ゴルサバーヒー大佐はまた、「捜査官らはキャラジのラジャーイーシャフルにあるこの人物の隠れ家を突き止めると、司法当局の協力を得た上で、作戦を敢行、容疑者を逮捕した。同容疑者の家宅捜索をしたところ、高校の卒業証書数点、〔‥‥〕および2グラムのアヘンを発見し押収した」と述べた。

 容疑者は刑事警察に身柄を移されると、捜査官らによる取り調べの中で、自らの職業を私立学校の顧問・教師であると述べ、いかなる修了証書の偽造にも手を染めていないとして、容疑を否認した。

 同大佐によると、同容疑者が修了証書偽造の容疑を否認したため、刑事警察の捜査官らは、最近になって高校の修了証書を取得したすべての証書保有者を特定し、一人一人を警察に呼び出して取り調べを行った上で、容疑者と面会させた。すると、彼らは容疑者との面識を認めたという。

 ゴルサバーヒー大佐はさらに、「〔偽造された〕証書を保有していた者たちの供述を受け、ついに容疑者は自らの罪を認め、友人らを通じて私立高校2校の校長と知り合い、〔偽造〕証書1件につき700万リヤル〔※実勢レートで約2万円〕を支払って、半年後に〔彼らから〕偽造証書を受け取っていたことを供述した」と付け加えた。

 アルボルズ州刑事警察長官によると、容疑者の自白、ならびに捜査官らによる覆面捜査により、〔共犯者として〕マークされている人物らの自宅がイラン北部のとある街にあることを突き止め、彼らを逮捕したという。

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( 翻訳者:8410186 )
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