道徳モデルを無視する若者たち:女のような格好の男が増加中(下)
2012年10月27日付 Mardomsalari紙

 社会学者である同氏は、現代世界では流行の生まれるスピードがきわめて速くなっていると指摘したうえで、次のよう述べている。

さまざまな流行は若者たちをほとんど中身のない、アイデンティティーを失った、責任感のない存在にしている。調査によると、1370年代から80年代〔西暦1991〜〕にかけて生まれた者たちはファッション市場の主役であり、まさにこのことが、この20年間の年齢層の人々の責任感と生産活動への貢献を極めて低いものにしているのである。

知的ポテンシャルの高い30代から50代にかけての世代とは反対に、1370年代、そして1380年代生まれの者たちは、自己を抑制することができず、消費主義に傾倒している。そして、伝統を破壊し、従来の消費の在り方に挑戦しようとしている。彼らはまた、昔から存在する男と女の性の境界線を壊そうと考えている。彼らは〔男女の違いについて〕混乱をきたしているのであり、こうした境界線は守られねばならないという感覚が彼らにはないのである。

 モハージェリー氏は、この問題への適切な対処方法をどのようにしたら示すことができるかについて、次のように指摘している。

文化や社会の問題を担当している当局者だけでなく、経済問題を担当している当局者も、現状をしっかりと分析することが必要だ。さまざまな研究をサポートすることで、そうした研究成果や正確な理解の中から、正しい結論を得ることが重要である。その際は、家庭や国を危険に晒している、昨今の著しい害悪と闘うための計画づくりも一緒に行うことが大切だ。

この問題〔=適切な対策が講じられていないこと〕自体、〔若者たちの間で〕放縦が拡大する原因となっており、文化政策の責任者や治安当局による取り締まりも、逸脱した消費の蔓延に影響を与えている。実際、〔警察による〕取り締まりは適切なものではなく、問題に則したものとは言えない。こうした取り締まりは、軽率の誹りを免れない。

 モハージェリー氏はその上で、次のように述べている。

残念なことに、我が国の若者たちは、自らの〔消費〕行動によって覇権体制〔=欧米諸国〕のまねごとをしている。敏感な要素を含んでいると、若者たちはいつもタブーを犯そうとする傾向にある。〔そのため結果として、〕性の境界線を破ろうとするのである。その一方で、この年代の者たちが特に必要としている、余暇を過ごすための適切な社会的イベントが不足しているために、〔男女が不適切な格好でともに踊るような〕パーティに彼らが足繁く参加するといったパターンが、否応なしに生まれてしまうのである。

〔‥‥〕

 もし現在のような状況が続き、イラン的=イスラーム的な規範が消滅するようなことになれば、今後数年で若者たちの外見は今よりもさらにエスカレートし、社会にさまざまな〔珍奇な〕ファッションが新たに出現するのを、我々は覚悟しなければならなくなるだろう。若者たちの間で化粧品を使うことへの抵抗感がなくなってしまったために、好むと好まざるとにかかわらず、西洋社会特有の社会問題が、新たに我が国にもより深刻な形をとって現れる日が来るだろう。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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(翻訳者:8410051)
(記事ID:28143)