メフマーンパラスト氏「イギリスとの関係を変えるつもりはない」
2012年10月28日付 Jam-e Jam 紙
イラン外務報道官は、イラン国民はイギリス政府の行動に対していい記憶を持っていないとした上で、今のところイラン政府はイギリスとの関係に変化をもたらそうという特別な計画を有しているわけではないと述べた。
ファールス通信によると、ラーミーン・メフマーンパラスト氏はEUがイランに対して一方的な制裁を科すことで追求している道は、誤った道、不合理で正義に反する道、そして最終的には欧州諸国の利益を損なう道であると指摘した上で、「イラン国民は、イギリスとの関係をめぐる現在の状況に不満を抱いてはいない」と語った。
同氏は、在テヘラン大使館を閉鎖しオタワからイラン人外交官を追放したカナダの措置は、イギリス当局の犯した過ちを繰り返すものであるとし、「このような性急かつ無思慮な決定には、アメリカとヨーロッパ当局による不正な政策強要の影が見える」と付け加えた。
■ 事実上変化は見られない
メフマーンパラスト氏はまた、現在米大統領選で話題になっている議論の多くは、国内向けのものにすぎないと指摘した上で、「アメリカやヨーロッパ当局がイラン国民に対して行使している政策は、善意を示し、過去の過ちを償おうと歩み寄るものでもなければ、これらの国々の政府関係者たちの振る舞いや性格に、根本的な変化が生じていることを示すものでもない」と強調した。
同氏はアメリカとの関係について、「〔前回の大統領選挙でオバマの側から〕根本的な変化(チェンジ)〔の必要性〕が主張されたが、しかしアメリカの過去の過ちが根本的に改まったことを示すようなものは、この間〔=オバマ政権成立以降〕、事実上なにも見られなかった」と語った
外務報道官はさらに、「一部の欧州諸国、あるいはEU全体によるアメリカの政策への追随が、彼らに多大な問題をもたらしている。イランとの〔良好な〕関係は、彼らに極めて大きな経済的可能性を用意するものであるからだ」と述べた。
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( 翻訳者:8410016 )
( 記事ID:28171 )