これが、新イスタンブル―西部新開発計画
2012年12月25日付 Hurriyet 紙


イスタンブル北部で建設予定の新都市に関するプロジェクトにより再開発が始まる。第三空港及びその周辺を囲むイェニキョイ‐アクプナルから始まりキュチュクチェクメ湖にまで至る約4万ヘクタールの用地の無許可かつ危険性のある建造物が一掃され、新建造物が建設されるための協定が調印された。

タイイプ・エルドアン首相が2011年総選挙前に発表した計画に盛り込まれている、イスタンブル北部で建設予定の新都市に関する計画が明らかになってきた。イスタンブルのテルコス湖近郊に建設予定の第三空港及びその周囲を囲む約4万ヘクタールの用地の再開発が始まる。一昨日、環境・都市計画省、交通海事通信省、集合住宅局、土地・住宅・不動産投資共働会社(Emlak Konut GYO)の間で調印された協定によれば、当該地域にて無許可、無人及び災害によるリスクを被りかねない建築物が一掃され、科学・技術の諸原則に則り、健全かつ安全な生活の場が形成される。この計画に関する詳細は、作業を通じて明らかになる。

■ 4万ヘクタールの用地

前日、土地・住宅・不動産投資共働会社が公示プラットフォームに対して行った発表により、イスタンブル北部に建設予定の新都市に向けた取り組みが始まったことが明らかになった。災害の危険性がある用地の再開発に関しては法律に則り、環境・都市計画省、交通海事通信省、集合住宅局(TOKİ)及び土地・住宅・不動産投資共働会社の間で連携協定が調印された。閣議決定で宣言され、境界が定められたこの指定地域は、イスタンブル北部で建設予定の、新都市と名付けられた4万ヘクタールの用地の事を指している。当該指定地域は、北部では第三空港が建設されるイェニキョイ‐アクプナルから始まり、南部ではバシャクシェヒルを含むキュチュクチェクメ湖にまで至る。

■ 再開発が行われる

当該指定地域では協定に基づき、無許可、無人及び災害の危険性がある建造物が一掃され、健全かつ安全な生活の場が形成される。当用地の形成に当たって開発計画、都市設計計画、地質調査、都市再開発、評価・査定業務、開発実施及び接収活動が行われる予定である。協定の枠内で、これらの活動を受けて、TOKİ及び土地・住宅・不動産投資共働会社に対し評価価格に基づき、区画が譲渡される。但し、現時点では譲渡が考えられている具体的な区画は存在しない。

■ カルタルの用地はダプ‐エルテスのものに

土地・住宅・不動産投資共働会社が入札を開始した「第二回イスタンブル・カルタル土地売却による利益分配に関する入札」で、ダプ建設及びエルテス建設が先頭に出た。収益13億3500万TL(約654億1500万円)に対し、収益割40%及び5億3400万TL(約261億6600万円)を提示したダプ建設及びエルテス建設は最も良い応札を行った。入札の枠内で指定地域には住宅、保健医療施設区域、教育施設区域、商業区域、宗教施設区域及び緑地が設けられる。土地・住宅・不動産投資共働会社は、入札を検討し、近々最終決定を発表する予定である。計41社が参加し18数の応札があった同入札初回では、ルネサンス不動産‐SZA不動産‐サラジャキ不動産企業連合体が最高額の応札を行っていた。

■ 作業は初段階

協定によれば、当該地域で予定されている計画・再開発の調整は環境・都市計画省で行われる。協定に調印した各組織は、当該再開発地域にて、それぞれに割りあてられた業務を実行する。開発計画作成後にどの組織が如何なる業務を請け負うかが判明する。

■ 2つの大型計画地域

黒海沿岸北部にて確認されている指定地域では、第三空港を初めとして、住宅群、公共空間、スポーツセンター、技術センター等の施設の建設が計画されている。閣議決定で取り上げられた地図によれば、確認されている指定地域の9000ヘクタールが空港、25100ヘクタールの用地がプロジェクト地域、そして4400ヘクタールの用地がその他のプロジェクト地域となっている。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:28696 )