年末までにインフレ率は31.5%に:中央銀行総裁が予測
2013年02月26日付 Mardomsalari 紙

 中央銀行総裁は、インフレ率は今年度末〔=2013年3月20日〕には31.5%にまで上昇すると強調し、さらに外国為替市場について「単一レートとする必要がある〔‥‥〕」と述べた。

※訳注:現在、イランには主に「公定レート」「取引レート」「自由レート」の3種類のレートが存在する。この記事の訳注部分を参照。

 ISNA(イラン学生通信)によると、マフムード・バフマニー総裁は「通貨政策、及び銀行経営と生産が直面する課題」と題された大会の第二回会合で、最新のデータによると、今年のデイ月〔2012年12月21日~2013年1月19日〕のインフレ率は28.7%に達したと指摘した上で、「これによれば、バフマン月末〔2013年2月18日〕までにこの数字は29.8%、1391年末〔2013年3月20日〕には30.6~31.5%に上昇することが予想されている」と述べた。

 同氏はさらに、「1〜2ヵ月前の予測では、インフレ率は32%に上昇する見込みだった。しかし考え抜かれた上で実施された対策によって、このインフレ率は約0.5ポイント減少し、最大でも31.5%となる見込みとなった」と付け加えた。

 バフマニー氏は、インフレのスピードを落とし、インフレを助長する要因を統制することが中央銀行の第一の課題であったことを強調し、「デイ月末の通貨供給量の変化を見ると、1390年エスファンド月末〔2012年3月19日〕に対して24.4%上昇の4382兆〔リヤール〕に達したことが分かっている〔‥‥〕」と述べた。〔‥‥〕

 同氏は続けて、一部の消費財、特に乳製品や自動車、鉄、および非鉄金属の生産減少が、外国の制裁によってもたらされた問題とともに、一部の市場で予備買いを促す原因となったと指摘した上で、「需要圧力だけでなく、一部の消費財の供給減少や商品入手への懸念に対する心理的影響も、インフレを煽る要因となっている」と述べた。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:8410186 )
( 記事ID:29425 )