パキスタン側「平和パイプライン」、着工へ
2013年03月07日付 Jam-e Jam 紙


【同紙4面】ロスタム・ガーセミー石油相は、イラン‐パキスタンの共同ガス・パイプライン(平和パイプライン)が、来週月曜日、パキスタン側で正式に着工すると発表し、「この着工式には、両国の閣僚らが出席する予定だ」と明かした。

 同石油相は、メフル通信のインタビューで、イラン・パキスタン共同パイプラインの建設と運用開始についての最終合意がなされたことに触れ、「この合意に基づき、パキスタン側のガスパイプライン着工式の開催はエスファンド月21日(2013年3月11日)を予定している」と述べた。

 同石油相は、この式典には両国閣僚も出席すると強調した上で、「両国の高官らに加えて、その他近隣諸国の高官・指導者らも列席する」と発言した。

イラン・ガス技術開発カンパニー のアリーレザー・ガリービー取締役は、パキスタン向けガス輸送用のイラン側の最新の建設状況を説明した上で、次のように述べた。

来年には、パイプラインの完成と運用開始によって、イラン側からのパキスタン向けガス輸出の準備は整うだろう。

 現在、環境や設計、整地についての認可、および、ガス輸送用56インチ型パイプラインの第2工程の検証と確認作業は、全て完了している。

 インドが平和パイプライン交渉から離脱した後、3年前のホルダード月(2010年5・6月を指す)にイラン・パキスタン首脳らの立会いの下、イランからパキスタンへ天然ガスを供給する協定がテヘランで署名された。同協定に従って、1393年ファルヴァルディーン月〔2014年3・4月〕より年間87億 立方メートルの天然ガスが、25年間、東の隣国パキスタンへ輸出される予定である。

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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:29489 )