国軍海上部隊、機雷除去のための特殊演習を実施
2013年05月09日付 Mardomsalari 紙


 国軍海上部隊による機雷除去のための特殊演習が、インド洋北部のオマーン海(ホルモズ海峡東部)にて、昨日成功裏に行われた。

 国軍海上部隊の作戦担当副総司令官スィヤーヴォシュ・ジャッレはこの掃海特殊作戦の実施終了後、〔機雷除去に用いられた〕このシステムには複雑かつ世界最新の技術が用いられていると指摘した上で、「この技術を有しているのは〔世界でも〕1〜2ヵ国しかない。この新型機雷除去装置を活用すれば、〔ペルシア湾〕地域におけるイラン商船の航路が危険に晒されても、われわれはこの航路の安全を確保することができるだろう」と述べた。

 ジャッレ司令官はさらに、「この新型システムは近代的なものであり、現在海上部隊には、必要とされる十分な量が確保されている。それを大量生産することにも、何ら問題はない」と語った。

 国軍海上部隊作戦担当副総司令官は音響機雷や磁気機雷、水圧機雷といった各種機雷について触れ、「われわれはあらゆる種類の機雷に対して、それ用の除去装置を利用している。〔今回の演習で使用された〕これらのシステムは1〜2種類の機雷を当時に除去することが可能である」と述べた。

 同氏は続けて、アメリカによって〔ペルシア湾〕地域で最近行われた機雷除去演習について触れ、「地域で行われる彼らの動き、演習、行動はすべて、われわれの観測下にある」と付け加え、さらに「彼らは当初、30ヵ国がこの演習に参加すると主張していたが、われわれが見たところ、最終的には2〜3ヵ国しか彼らと行動を共にしていないか、あるいはオブザーバーとしての役割しか果たしていない」と強調した。

 ジャッレ司令官はその上で、「イラン・イスラーム共和国が何度も国際的な場で表明しているように、地域諸国は自らの安全を、自ら確保することができる。域外の国々の存在や干渉は必要としていない」と明言した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:29907 )