遊牧民の血と汗の結晶が、買い叩かれる(1):北ホラーサーン州
2013年05月06日付 Iran紙
本記事にも掲載の遊牧部族民の写真(IRNAサイトより)
本記事にも掲載の遊牧部族民の写真(IRNAサイトより)

■遊牧民の生産活動とその問題

[トルクメニスタンとの国境に位置する、イラン北東部の]北ホラーサーン州――同州の行政責任者らは、近年、遊牧部族民らのために大幅な予算を割いているという。しかし、生活水の確保や夏営地と冬営地間の移動路の整備さえ、十分にはなされていない。そして、遊牧民らは依然として、[夏営地から冬営地へ、また、冬営地から夏営地への]移動の時期には、寒さと暑さのさなかで様々な困難に苦しんできた

遊牧部族民らが生産した畜産物や手工芸品を直接売ることができる小バーザールのような場所がないこと、そして、彼らの畜産活動やオーガニックな畜産加工品の生産拡大のための資金の不足、そして、居住テントやその他必需品といった生活に必要な物資を購入するための資金不足によって、北ホラーサーン州の遊牧民たちの一年間の血と汗の結晶である生産品が、わずかな金で仲介業者やブローカーらの手にわたってしまう。


■畜産物の3割を遊牧民が生産

北ホラーサーン州畜産業連合のアミール・モハンマド・ハークシューリー事務局長は、遊牧部族民が同州の畜産物・畜産加工品の30パーセントを生産しており、生産活動において重要な役割を果たしていると述べ、次のように発言した。

「わが州の200万頭の家畜のうち、75万頭を遊牧民が所有している。必要な資金の一部を提供できれば、わが州の農畜産業における遊牧民の役割の重要性は、さらに増すであろう。」

(2)へつづく

Tweet
シェア


関連記事(「無形文化遺産としての遊牧 ハムシャフリー紙」)
関連記事(「サルケチレル遊牧部族、定住へ―「遊牧に疲れた」」)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:8400001)
(記事ID:29916)