小麦の保証買い取り価格、1000トマーンへの引き上げが検討
2013年05月20日付 Jam-e Jam 紙

 農業省次官は、「外国為替レートや世界の農産物価格を考慮して、農家に支払う小麦の保証買い取り価格を1000トマーンに引き上げることが妥当である」と述べた。

 ナーセル・タヴァッコリー氏はイラン学生通信とのインタビューで、「農産物の価格は、農家が作物を生産・販売することに関心を持つように設定する必要がある。そうすることで、農家・農村の人と都市部の人の収入にバランスが生まれるのである」と述べた。

 同氏はまた、「農産物の価格は、インフレや為替レート、世界の農産物価格などを考慮して決められる必要がある。現在、国会では小麦の保証買い取り価格をキロ1000トマーンへと引き上げるとする議論が取り沙汰されている。これは農家の人たちにとって極めて妥当なことであり、彼らのやる気を引き出すことができるだろう」と強調した。

 こうした発言の背景としては、ここ1ヵ月間、イラクやその他の国のブローカーがイランの農産物、特に小麦を政府の保証価格よりも高い値段で買い取るべく、進出を強めており、農家が自らの生産した農産物を政府に売ろうとしないことが挙げられよう。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30103 )