サイバー空間での大統領選挙戦(2):どのサイトがどの候補者を支持するか?
2013年06月11日付 Jam-e Jam 紙
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ガーリーバーフ公式HP表紙写真より

 ネット上はここのところ、各候補者らが自身についての噂に返答し、また、対立候補者らの見解に対して反応を示すための場所へと変わった。特に先週の金曜にテレビ討論が行われ各候補者らがそれぞれの立場を批判し合って以降は、各ネットサイトは意中の候補者を支持して、次々とコンテンツをアップしている。これは、番組[テレビ討論]の後に生じたであろう候補者についての様々な疑問や不信を解消するためである。

 これらのうち一部のネットサイトは、特定の候補者を明確に支持しているが、一方で、[支持する候補を]はっきりと表明していないサイトもある。こうしたサイトは、ただ、各候補者に関するニュースを見るためのニュースとタイトルの配列から、どの立候補者を支持しているのかが理解できるのみである。

 大統領選挙の立候補者の中では、モハンマド・バーケル・ガーリーバーフがインターネットの利用において抜きんでていたようだ。そして、同補者の支持者らの一部によって作られ、同候補に追随する各種サイトが意中の候補の宣伝のために活動を展開している。『ファルダー』、『シャッファーフ』と『ファラールー』はそうしたサイトであろう。また、専門家らは、『マシュレグ・ニュース』のサイトに掲載されるニュース配列の方法から、同サイトが他の立候補者よりも、カーリーバーフ候補とジャリーリー候補を支持していると見ている。

 ハサン・ロウハニーもまた、各種インターネットサイトの支持を受けている。これらのサイトの中では、『アーフターブ・ニュース』と『エンテハーブ』というサイトが例として挙げられる。さらに、『ジャマーラーン』のサイトを、同候補を支持するサイトとして位置付ける人たちもいる。
 モフセン・レザーイーも、人気サイトのひとつである『ターブナーク』を味方につけている。もちろん近いうちにもし選挙戦の構図に変化が生じたならば、各候補者を支持するネットサイトも変化すると予想される。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:8411174 )
( 記事ID:30542 )