ペルシア湾のサンゴ、死滅の危機 (2) :移植計画を実施、港湾庁の海域管理がカギ
2013年07月05日付 Jam-e Jam 紙
hamshari online (チャーバハール湾のサンゴ移植に関する記事)より
hamshari online (チャーバハール湾のサンゴ移植に関する記事)より

【同紙15面】環境保護庁海洋環境担当副長官 のキャルバースィー氏は、ペルシア湾の数か所で行っているサンゴの移植についても述べた。

サンゴの移植は全地域で、あるいは、通常の環境下にあるサンゴに対して行われているのではなく、サンゴが死滅の危機にある場所のみで行っている。

たとえば、ある地域では、波止場が建設される予定であり、環境保護庁はその計画を阻止することができなかったため、サンゴの移植に同意したものである。

同副長官は、このサンゴの移植に起因する死滅の割合についても続けて述べた。

世界的な平均は30%の死亡率であるが我々の移植計画の実施においては、わずか2%のみの[移植サンゴの]死亡率にとどまっており、それは世界の平均を下回っている。

しかし、港湾航海庁 [旧・港湾船舶航行庁]が海域の管理・監視予算を拠出しなかったため、25~30%の死亡率に至る結果となった。それでもまだ世界平均よりは低いと言える。[※1]


※訳注1:なお、ハムシャフリー紙の報道によれば、同副長官はチャーバハール湾のサンゴ移植計画についても、同様の発言と港湾庁への批判を行っている。

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( 翻訳者:8410016 )
( 記事ID:30763 )