体制公益判別評議会議長「世界との交流を断つことは不可能」
2013年07月22日付 Mardomsalari 紙

 体制公益判別評議会議長は、経済、文化、社会の各分野でイランという国を作るべく努力することは、イラン人全員の個人的・集団的義務だとの見方を示した上で、次期政権が人々の生活に目を向けることに期待を表明した。

 体制公益判別評議会議長のアーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーは国内の大学教授らと面会する中で、科学・医学界のエリートたちは国を支える人的財産に他ならないとし、次のように述べた。

〔国の抱える諸問題に対する〕彼らの憂慮こそ、現状の変革に向けた前向きで深いレベルの運動を生みだす元となり得る。もし各界のエリートたちが孤立化するようなことになれば、若者たちは未来に対して希望を失ってしまうだろう。

〔‥‥〕

 最高指導者専門家会議の議員でもある同師は、選挙の2〜3ヶ月前の国内の状況について説明し、それが数日のうちに一変したと指摘した上で、「人々の成し遂げたことを守り、急進派が社会に失望のタネをまき散らすことのないようにすることこそ、われわれの務めである」と述べた。

 アーヤトッラー・ハーシェミー=ラフサンジャーニーは諸問題を改革する方法について説明する中で、名誉と知恵、そして国益にもとづいた外交政策の必要性を指摘した上で、「世界との交流を断って、〔イランの〕進歩について考えることなど不可能である。こうした急進的な思想は、イスラーム革命のあらゆる段階で人々が叫んできた独立不羈を求めるスローガンの妨げとなる」と語った。

〔‥‥〕



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:8412306 )
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