テヘラン臨時金曜礼拝導師、ロウハーニー次期大統領に科学相選任で注文
2013年07月27日付 Jam-e Jam 紙

 テヘラン臨時金曜礼拝導師は、国の優先課題の一つとして科学の進歩に関心を払うことの必要性を強調したハーメネイー最高指導者の発言に触れた上で、ロウハーニー次期大統領に勧告を行った。

 ファールス通信の報道によると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのカーゼム・サディーギー師は昨日のテヘラン金曜礼拝での説教で、国が抱える諸問題に対しては優先順位を付けて取り組み、また敵に対しては毅然と対応することの必要性に触れた上で、「経済と科学の進歩の二つが、われわれにとっての優先課題であり、これまでの政権が到達してきた地点から、国をさらに発展させていく義務が次期政権にはある」と述べた。

 同師は「〔国の将来に対する〕関心から次期大統領にもの申す」と前置きした上で、次のように言明した。

今日、我が国の大学は学問〔的雰囲気〕と活発さ、そして静穏さの中に位置している。実り豊かな宗教的雰囲気も、大学の中に確立されている。〔次期〕政権が注意を怠り、反乱〔※〕のニオイを醸し出しているような人物を〔大学を管轄する〕科学省の大臣や各大学の学長に選任するようなこと、あるいは世俗主義の潮流が大学内で騒ぎを起こし、学問的雰囲気を台無しにしてしまうようなことが、万が一にもあってはならない。

※訳注:「反乱」(フェトネ)とは2009年大統領選後の抗議運動のことを指す。「反乱のニオイを醸し出しているような人物」とは、2009年大統領選後の抗議運動にかかわっていたり、それを支持したりした人物のこと。

〔‥‥〕

 テヘラン臨時金曜礼拝導師は、政策を実行したり、ミクロ/マクロの計画を立てたりする際には、方向性と目的を明確にしておくことが必要だと強調した上で、「果たしてわれわれは欧米諸国やアフリカの裕福な国々のようになりたいのか」との問いを発した上で、「われわれは預言者の共同体である。われわれにはイスラームを社会で実現させる使命があるのである」と続けた。

エジプトがこのような不幸に見舞われるとは予想していなかった

 サディーギー師は自身の演説の別の箇所で、エジプト情勢について触れ、「エジプトの問題、つまり今〔エジプトで〕起きている悲劇は、実に悲しむべきことである〔‥‥〕」と述べ、さらに「彼らは革命を成し遂げ、偶像崇拝者を追い出した。しかし1年の間に、このような悲劇に見舞われるとは予想していなかった」と付け加えた。

〔‥‥〕

 サディーギー師はエジプト人たちが互いに傷つけ合うようなことがあってはならないと指摘した上で、「シリアは一つの教訓である。イスラエルに対する抵抗運動を弱体化させるために、彼ら〔=欧米諸国・イスラエル〕はシリアで内戦を引き起こし、その後エジプトを標的とするようになったのだ。このようなことはイスラエルとイスラームの敵どもを喜ばせるだけであり、地域のためにならない」と述べた。

〔‥‥〕



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31055 )