ホワイトハウスもイラン・アメリカのサッカー親善試合を支持
2013年10月08日付 Hamshahri 紙


【ハムシャフリー・オンライン】米国務省報道官は、2014年ブラジル・ワールドカップ前にアメリカとイランのサッカー親善試合を行うことについて、「イラン側と交渉を行う場所としてサッカー・フィールド以上にふさわしい場所があるだろうか」と述べた。

ISNAの報道によると、イラン・サッカー連盟会長のアリー・キャッファーシヤーン氏は先日、アメリカから提案されたイラン代表チームとの親善試合について発表した。そして、この発表は、さまざまな反響を呼んだのである。

同会長はイラン・アメリカの親善試合が確定するかどうかについて、これ以前、次のように発言していた。「米サッカー連盟は、グループ・トーナメント方式で行われるこの親善試合の大会に、イランが参加することへの合意をすでに表明している。」

この発言に対し、国務省[副]報道官であるマリー・ハーフ氏はイランとアメリカのチームが対戦することについて、「我々は、イラン側と直に交渉する準備があると常に述べてきた。そうですとも、サッカー・フィールド以上にふさわしい場所がどこにあるでしょうか!」と述べた。

彼女はサッカー親善試合の開催を支持すると同時に、次のように発言した。「このような親善試合の開催をアメリカ側[の関連団体・機関]が了承したという報告は、まだホワイトハウスに届いていない。」

このニュースを配信したRIAノーボスチ(ロシアの国有通信社)は、以下のように報じている。「イランとアメリカの親善試合の話題 は、二国間の関係が改善に向かっているなかで取り沙汰されているものだ。そして、アメリカ・イラン両国の大統領は、先日電話会談を行ったところである。これは[国交断絶より]30年以上を経て、初めて両国がもった関係 であった。」

米サッカー連盟スポークスマンのニール・ベーテ氏は、同連盟がイランとの親善試合の実施に同意したかどうかについては明言せず、こう述べた。「米サッカー連盟は、2014年ブラジル・ワールドカップ出場を決めたすべての国々と親善試合の交渉を行っている。また、いくつかの国々とこれについての具体的な交渉に入っている。我々サッカー連盟は5月および6月の初めにアメリカで、ワールドカップに出場を決めたある一チームと親善試合で対戦するつもりである」と述べた。

同報道官は加えて、「いかなる国がこれらの試合のために招かれようとも、われわれを支援してくれるよう内務省[※「国務省」の誤りと思われる。以下同様]と交渉中である。内務省は、我々が親善試合のために数か国とすでに合意に至っており、2014年のワールドカップ開催以前にこれらの国々がアメリカに来て、ナショナルチームと対戦する予定であることを把握している。」

イランとアメリカのナショナルチームは、ブラジル・ワールドカップへの出場権をすでに手にしている。両国は、これ以前にも2度親善試合をしたことがある。1回目は1998年のフランス・ワールドカップにおいてであり、イランがアメリカに2対1で勝利した。2年後、両国は再び対戦し、1対1の引き分けに終わった。

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( 翻訳者:8410105 )
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