アメリカ・イスラエルの干渉には毅然と対応:軍幹部ら(下)
2013年11月12日付 Jam-e Jam 紙

ヘジャーズィー司令官:イランのミサイル力の驚異的進歩は殉教者テフラーニーモガッダムの努力のお陰

 殉教者テフラーニーモガッダムとともに戦い、同じ釜の飯を食った経験をもつヘジャーズィー軍統合副参謀長は、「殉教者テフラーニーモガッダムがミサイルの分野で成し遂げた貢献は極めて大きく、実際、今日のわれわれのミサイル力の驚異的進歩は、彼の努力のお陰だと言うことができるのである」と述べた。

 ヘジャーズィー司令官はこの式典に国民各層が参加していることに触れ、「国民は一人の奉仕者を失ったことを感じ取っているのである」と指摘した。

デフガーン国防相「イランに対して事を起こす力など、アメリカにはない」

 ロウハーニー政権で国防軍需相を務めるデフガーン司令官は、「イランに対して事を起こす力など、アメリカにはまったくないし、世界や地域の一般的情勢もそのようなことを求めてはいない」と述べた。

 同氏は、イランに対する軍事的オプションもテーブルの上にあるなどとアメリカが繰り返し述べていることについて、「こうした発言は真新しいものではない。アメリカは34年間、われわれと事を構え、さまざまな形で〔イスラーム〕体制ならびに革命に敵対的行動を取ってきた」と指摘した。

ヴァヒーディー前国防相「オバマの発言はいつもの繰り返し」

 前国防相のヴァヒーディー司令官も、軍事的オプションは依然としてテーブルの上にあるとのオバマ発言について、「こうした発言はいつもの繰り返しである。彼らが知らなければならないのは、イスラーム共和国は十分な理性と合理性をもって〔国際社会の〕舞台に立っているということだ」と述べた。

 現在防衛研究所の所長を務める同氏はまた、「イランの〔交渉〕チームが示したのは、〔イランは〕話の分かる合理的な思考の持ち主だということである。イラン・イスラーム共和国はあらゆる領域、特に外交で力強い姿を示している」と指摘した。

 同氏はまた、「殉教者テフラーニーモガッダムはイラン・イスラーム共和国のミサイル運動の創始者であり、今日このミサイル力によって、最大の抑止力がわれわれにもたらされた」とも述べた。

アーザル月初頭〔=11月22日~〕から大規模軍事演習を実施

 国軍の地上部隊司令官は、アーザル月〔=11月22日~〕の頭から軍事演習「ハーシム家の月」〔※第三イマーム・ホセインの異母兄弟アッバースの異名〕が開始されることを明らかにした。

 タスニーム通信の報道によると、国軍地上部隊のアフマドレザー・プールダスターン司令官も殉教者ハサン・テフラーニーモガッダム記念式典に出席、その中で同部隊が参加する演習「ハーシム家の月」がアーザル月初頭より行われることを明らかにし、「この演習の目的は、装甲力および国軍地上部隊航空隊の戦術の一部を披露することにある」と述べた。

 同氏はさらに、「この演習では、地上部隊の兵士らは実際の戦闘状況の中に置かれ、非対称的な状況に対応する準備を整えることになる」と付け加えた。

 同氏はさらに、「この演習では、装甲隊、砲兵隊、航空隊、電子戦隊、落下傘隊など、国軍地上部隊に所属する全部隊が参加し、そこで自らの能力の一部を披露する予定だ」と指摘した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


前を読む
この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:32030 )