羊飼い、羊が襲われてもヒョウに発砲せず:環境保護庁が賞賛、損害も補償
2013年11月12日付 Mardomsalari 紙

環境保護庁の経営・法律・議会関連開発担当副長官のセイエド・モハンマド・モジャービー氏は、ロレスターン州のある羊飼いの素晴らしい行為に謝意を述べた。この羊飼いは、ヒョウにより自分の羊の群れが襲われたにも拘らず、そのヒョウに向けて発砲しようとしなかったのである。

※訳者注:絶滅の危機にあるイラン・ヒョウに対しては、環境保護庁を中心に手厚い保護がなされている。ヒョウを射殺したハンターに重い罰金が科された事例もある。(本記事の「関連記事」を参照)

同副長官は、つぎのように述べた。

[この事件ののち]すぐにロレスターン州環境保護局局長により、事件の詳細の追跡調査がなされた。局長はこの報告内容を認め、「ロレスターン州の畜産家であり、環境保護の理解者でもあるノウルーズ・ヘイダリー氏により、称賛すべきこの対応が行われた」と発表した。

 環境保護庁のモジャービー副長官は、「私はすぐに書簡で州局長に、早急にこの尊敬すべき畜産家の受けた損害の額を見積もり、支払うように依頼した」とつけ加えた。

 さらに同副長官は、次のように述べた。

羊たちが受けた損害の補償に加え、州局長に求められたのは、今回この聡明な羊飼いの行為が環境保護における極めて適切で価値のある行動として環境保護の理解者や活動家らすべての注目の的となるように、それに見合った形で謝意が示されることであったのだ。


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( 翻訳者:8411168 )
( 記事ID:32075 )