シリア首相、イランを訪問:ジュネーブでの核交渉成功に祝意
2013年11月30日付 Jam-e Jam 紙

 3日間の日程でテヘランを訪問したシリア首相は昨日午後、テヘラン入りに際して、「今回の訪問の目的は、イランの国民ならびに当局に対し、ジュネーブ核交渉で歴史的成功・成果を手に入れたことについて祝意を示すことである。核問題でのイラン・イスラーム共和国の成功が地域でのその他の勝利の序曲となることを、われわれは確信している」と述べた。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、電力相および外務省次官(アラブ・アフリカ担当)の出迎えでメフラーバード空港に降り立ったワーイル・アル・ハルキー首相は、記者団を前に「なるべく早い時期に、シリア国民の大いなる勝利を祝うことができればと思っている。その勝利は本質的に、《抵抗の枢軸》の勝利でもある」と述べた。

 同首相は経済や政治、文化の分野におけるイラン・シリア両国の強固な協力関係について触れ、こうした関係の拡大の必要性を強調した上で、「今回の訪問では、エネルギー、石油、保健、電力、インフラといったさまざまなテーマについて議論し、意見交換を行う予定だ」と語った。

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 シリア首相は土曜日(本日)より、イラン当局との協議をさまざまな分野でスタートさせる予定だとした上で、イランが近年、《抵抗の枢軸》を惜しみなく支援し、それがもとで驚異的な勝利がシリア国民にもたらされたことについて、同国当局ならびに国民に謝意を表した。

 今回のハルキー首相のイラン・イスラーム共和国への訪問には、シリア外相をはじめとする経済・政治派遣団が随行している。

バッシャール・アサド大統領、ロウハーニー大統領と電話会談

 イランのロウハーニー大統領も先の水曜日、シリアのバッシャール・アサド大統領とシリア情勢ならびに地域の安全について電話で会談した。

 シリア大統領の側から行われた電話での会談で、イラン大統領は中東という極めて敏感な地域には平和と安定が必要だと指摘した上で、「シリア危機に軍事的解決方法は存在しない。友好国シリアに安定と平和を確立することは、イラン・イスラーム共和国の〔外交政策上の〕目標の一つである。なぜなら、イランは基本的に、テロリズムや過激主義はシリア国民にとって危険であるばかりか、地域全体にとっても脅威だと理解しているからだ」と語った。

 ロウハーニー大統領はこのことについてさらに、「速やかにシリアに安全が確立され、同国国民の生活が正常化すること、そしてシリア国民がテロリズムや過激主義に対して勝利を収めることで、避難民らが帰還し、同国に平穏と安定が確立される素地が生まれることを願っている」と述べた。

 イラン大統領はさらに、シリア国民が置かれた状況について、「われわれはシリア国民に対する政治的・国際的な人道支援のために、全力を傾けるつもりだ」と語った。

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 ロウハーニー大統領はまた、「外国人の干渉をシリア国民に押しつけようとする勢力が一部にいる状況下で、同国が化学兵器問題の解決に向けた提案を受け入れ、化学兵器禁止条約を実行に移したことで、〔シリアに介入する〕口実を外国人から奪い、彼らの干渉によって地域が不安定化するのを防いだことを、嬉しく思う」とも述べた。

 この電話会談で、シリアのバッシャール・アサド大統領はイランの核の成功に祝意を示した上で、「ジュネーブ協議でのイランの成功はイランにとっての成功のみならず、発展途上国すべての勝利・成功でもある。イランは今回の措置で、これらの国々の権利をも守ったのである」と述べた。

 バッシャール・アサド大統領はさらに、「イラン国民は10年にわたる抵抗の結果、大いなる成果に到達し、今回の偉大なる勝利を成し遂げた」と付け加えた。

 同大統領はまた、イランが地域の平和と安定の確立を支援してくれていることに謝意を示した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:32145 )