ミサイル艦・輸送艦など3隻の戦艦が国軍海上部隊に合流
2013年12月02日付 Mardomsalari 紙


 ミサイル艦「タバルズィーン」〔※「斧」の意〕ならびに「ニーゼ」〔※「槍」の意〕、及び輸送艦「スィールジャーン」が、イラン国軍海上部隊に合流した。

 イラン学生通信の報道によると、昨朝、国軍総司令官のアターオッラー・サーレヒー少将ならびに国軍海上部隊司令官のハビーボッラー・サイヤーリー海軍司令官が出席する中、ミサイル艦「タバルズィーン」ならびに「ニーゼ」、及び輸送艦「スィールジャーン」がブーシェフル第二海上管区にて、国軍海上部隊の艦隊に追加された。

 これらの戦艦は国軍海上部隊によって完璧に再建され、装備が最新化された上で、再配備され、イスラーム共和国海上部隊に合流したものである。

 この式典で、サーレヒー国軍総司令官は「海賊現象は自然発生的なものではなく、世界の抑圧諸国によって導かれたものだ」と述べた。

 同総司令官は、遠洋を航海し、海上での支配権を確立したことは、今日海上部隊にとって誇らしさの象徴となっていると述べた上で、「今日海上部隊は、各国間の海上交通を分断する目的で世界の抑圧諸国によって生みだされた、海賊現象に対抗するだけの力を備えるようになった」と指摘し、さらに「神の恩寵と信頼によって、われわれは遠く離れた地点や海峡にまで行き、海賊現象を抑え込んだ。一部の海賊行為は、われわれを苦しめるべく導かれていたが、しかし国軍海上部隊の努力によって、これらの現象はすでに我が国に名誉をもたらすものとなっている」と付け加えた。

 先の土曜日には、バンダルアッバースにて戦艦「ラーヴァーン」、ホバークラフト1隻、及びヘリコプター「SH3D」が海上部隊に追加配備された。また、今年ホルダード月〔5/6月〕には、駆逐艦「殉教者バーヤンドル〔※〕」が主要部分の修理を終えて海上部隊に合流、実戦配備されている。

※訳注:「バーヤンドル 」はシャー時代のイラン海軍司令官の名で、第二次世界大戦中の1941年に、連合軍としてイランを進駐したイギリス軍との戦闘で「殉教」した。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:32233 )