18名の国会議員、ロウハーニー大統領にザリーフ外相の解任を求める
2013年12月10日付 Jam-e Jam 紙

 ザリーフ外相の敵に対する姿勢、ならびに国の安全と名誉を蔑ろにする態度を理由に、大統領に対して同氏の外務大臣としての奉職継続を見直すよう求める国会議員18名による意見書が、国会公開会議場で読み上げられた。

 また、これとは別に54名の国会議員も、外務大臣に対する書面での意見陳述の中で、同氏がイラン国民にとってナンバーワンの敵〔=アメリカ〕が有する軍事的装備に恐れをなし、イスラーム共和国の精神力ならびに軍事力を過小評価する姿勢を示したことに、注意を与えた。

 これに対し、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は昨夜、自身のフェイスブックのページに、

返す返すも残念なのは、ほんの一部の人たちが自信の政治的見解を推し進めるために、ある学生の質問への私の回答を歪曲し、「深慮と希望の政府」〔=ロウハーニー政権〕に対する国民の熱心な支持への自身の不快感を、1週間にわたって小生への誹謗中傷・悪態によって埋め合わせようとしていることである。

さらに興味深いのは、複数の国会議員が昨日の私への意見陳述の中で、私が国の最大の抑止力であるところの〔イラン〕国民の殉教と抵抗の文化から縁遠いところに位置し、外交にのみ力を認めているかのようにのたまったことである。

※訳注:一部の保守強硬派の国会議員が、イラン・イラク戦争に一度も従軍したことがなく、また親族の中に一人の「殉教者」(戦死者)も出したことのない人物として、ザリーフ外相を非難したことを指す。

もし彼らが間違いだらけの偏向した報道に頼って私を誹謗中傷する代わりに、演説内容を録音したテープや外務省の声明文を通じて手に入れることのできる私の〔本当の〕発言内容にあたってくれれば、最も重要かつ貴重なる国防力の指標であるところの、国民の勇敢なる抵抗の役割について、私がしっかりと強調していたことが、容易に分かったはずだ。〔‥‥〕

 と書き記している。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:32295 )