司法権長官、西洋の人権批判を批判「司法権は非論理的な議論には耳を貸さない」
2013年12月12日付 Jam-e Jam 紙

 司法権長官は、非論理的で偽りに満ちた議論に司法機関が耳を貸すことはないと強調した上で、「我々は自らの職務をしっかりと続ける。何故ならば、イスラームでは人権に関する最も崇高な価値が認められていると、我々は確信しているからだ」と述べた。

 司法権広報部が伝えたところによれば、アーヤトッラー・サーデク・アーモリー=ラーリージャーニー長官は昨日の司法権高官会議の場で、「人権デー」にかこつけて西洋人らが提起している一部の主張について触れ、「何世紀にもわたって他国を植民地化して、その資源を略奪し、さらに今でもアフガニスタンやイラク、シリアで自らの利益のために殺戮を行っているような一部の国々が、他国での人権侵害を非難しているのは、実におどろくべきことだ」と述べた。

 アーモリー=ラーリージャーニー長官は人権に関する「西洋のダブル・スタンダード」を批判して、「現在バーレーンの人々は選挙権を手に入れるために、圧迫された状況下に置かれている。その一方で、彼らを支配している為政者たちは、人権擁護を自称する国々の支援を受けているのだ」と述べた。

 同長官はさらに、次のように強調した。

以前も述べたように、人権侵害という指摘とともに提起される問題の多く、特に死刑反対論は、実のところイスラームの法規定への反対論に他ならない。というのも、〔死刑をともなう〕キサース(同害報復刑)は聖なるクルアーンに定められているからである。

 同長官は、「司法権は〔犯罪者への対応で〕自立的かつ力強く職務に邁進すればするほど、〔西洋諸国からの〕攻撃にさらされてしまう」と指摘した上で、次のように言明した。

自身が主張している人権というものをどこから持ち出し、何を根拠に定めているのかと、西洋に対して論駁している人々こそ、一部の者が想像しているのとは反対に、実はイスラームのウラマーに他ならない。我々は西洋式人権の支持者たちに、こう尋ねる。何人もの生命を奪った者に対して、禁錮20年の刑罰を定めるのは、どのような理屈によるものなのか、そしてそのような判決が人権に適っているなどと言っているのは、どこの誰か、と。

 アーモリー=ラーリージャーニー長官は自身の発言の別の箇所で、イスラーム教徒に対する文化的侵略こそ、諸々のイスラーム社会を脅かしている最も危険な脅威であると指摘した上で、植民地主義者によるこうした侵略方法について説明する中で、次のように述べた。「一部のイスラーム諸国では、若年層と宗教的アイデンティティの間に断絶が生じている。その結果、イスラーム教徒の若者のなかには、自らの文化的支えから切り離されていることが原因で、空虚感や混乱に直面している者たちがいるのである」。

 同長官は、覇権主義者たちがイスラーム世界を文化的に侵略する際の方法として、イスラーム諸国内に「独裁的で反宗教的な」支配者たちを政権に就かせること、そして「破壊的なメディア」を立ち上げること、の二つをさらに指摘し、「人々の文化的基盤を弱体化させ破壊することを目的として、ここ数年の間に設立された大量のペルシア語衛星放送局に、こうした企ての一例を見出すことができる」と述べた。

 同長官は、覇権体制側による文化的侵略が失敗に終わることに期待を表明した上で、「幸いなことに、現在若年層に《自己回帰》のうねりが見受けられる。シャベ・エフヤー[※訳注:ラマダーン月19、21、23日の夜のことで、この日に徹夜の礼拝を行う。預言者ムハンマドに啓示が下った夜とされる]、エッテカーフ[※一定期間(特にラマダーンの最後の十夜)モスクに籠って礼拝を行うこと]、アーシューラー[※第三代イマーム・ホセインの殉教日]追悼行事といった宗教行事に参加する若者が増えていることに、そうしたことの一例が見てとれる」とした。

 同長官はさらに、「こうした望ましい動きが見られるとしても、無論、文化的な問題については、更なる努力と注意を怠ってはならない。何故ならば、革命最高最高指導者がいみじくも仰ったように、文化的侵略に対抗するためには《行動と創造力》が必要だからだ」と述べた。

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( 翻訳者:3413001 )
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