エマーミー=カーシャーニー「ジュネーブ合意はイランの正当性を証明するものだった」
2013年12月27日付 Jam-e Jam 紙

 テヘラン金曜礼拝で臨時説教師を務めたエマーミー=カーシャーニー師は本日の説教の中でジュネーブ協議に言及し、同協議は民主主義を主張する国々〔=西洋諸国〕に対するイランの正当性を証明するものだったと評価し、「イランが核爆弾を手に入れようと画策しているとの西洋諸国の主張が嘘以外の何ものでもなかったということが、この協議で証明された」と述べた。

 テヘラン金曜礼拝で臨時説教師を務めたアーヤトッラー・モハンマド・エマーミー=カーシャーニーは本日の説教で、世界中のキリスト教徒に向かってイエス・キリストの生誕日に対する祝辞を述べた。

 同師は、「〔‥‥〕イランでイスラーム革命が成功を収めた時から、われわれが今日過ごしている世界において、〔‥‥〕イラン国民とイラン・イスラーム共和国は西洋のかぎ爪に悩まされてきた。もちろん、私が意図しているのは西洋世界のことであって、キリスト教世界のことではない」と付け加えた。

 テヘラン臨時金曜礼拝導師は、キリスト教世界の諸国民はイスラーム世界の状況を注視すべきだと述べた上で、「情勢がどのようであり、抑圧世界がイスラーム世界で何をしているのかについて、キリスト教世界の諸国民は注意を払うべきである。彼ら〔=西洋諸国〕はイスラーム世界をめちゃくちゃにしてきたのである」と語った。

 アーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーは、イスラーム世界で抑圧世界が犯してきた大罪の例を挙げながら、「抑圧世界は、タクフィール主義やサラフィー主義の問題を生み出してきた。この問題はシリアやイラクなどの国々で見られる。彼ら〔=西洋世界〕はタクフィール主義者たちを世界各地に拡散させ、イスラーム世界を悩ませているのである。それもこれも、イスラーム世界を混乱に陥れるためなのだ」と述べた。

 同師はさらに、「こうした行動〔=反シーア的なタクフィール主義者を生み出してきた西洋世界の行動〕は、イラン、そしてイスラーム共和国からイスラームが興隆し、〔イランが〕真のイスラームを結実させてきたことに原因があるのである」と付け加えた。

 テヘラン臨時金曜礼拝導師は、抑圧世界こそイスラーム世界でシーア派とスンナ派間の戦争を生じさせているのだと指摘し、「シーア派とスンナ派は、常に兄弟であり対等だ。ところが、タクフィール主義者たちによるこの戦争〔※主にシリア内戦を指す〕は、イスラームがあたかも血に飢えた殺人鬼〔の宗教〕であるかのように〔世界に〕紹介したいという、彼らの願望に起因するのであり、彼らはそうすることで、シーアとスンナの間に、戦争をもたらそうとしているのである」と指摘した。

 アーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーは、「今日、イスラーム世界はトラブルに巻き込まれている。キリスト教世界はイスラーム共和国の言うことに耳を傾けて、〔西洋世界こそ世界に争いをもたらす張本人だという〕この知恵を学ぶべきである。マリアの子イエスがおっしゃったように、明るい灯火から光を得なければならないのだ」と言明した。

 同師はさらに、「イスラーム共和国体制は〔人類社会を導く〕灯火である。今日の世界においては、われわれが目にするあらゆる場所で、イラン・イスラーム共和国の建国の日より、敵は常に陰謀を企ててきたのである」と強調した。

 テヘラン臨時金曜礼拝導師は、88年の内乱〔=2009年大統領選後の抗議運動〕と、この出来事における抑圧世界・西洋世界の役割に触れ、「88年の内乱は、イラン・イスラーム共和国における抑圧体制の陰謀を象徴するものである〔‥‥〕」と語った。

 アーヤトッラー・エマーミー=カーシャーニーは、西洋諸国・抑圧世界に向けて、「あなたたちは、イランという国が力と名誉を手に入れることに我慢がならないのである。あなたたちは、この国の存在を望んではいないのだ。もちろん、その大元にはシオニストたちの存在があるのである」と語りかけた。

 同師はさらに、「大変残念なことに、アメリカは広大な国であり、ユダヤ人はその人口の5%を占めているにすぎないにもかかわらず、彼らは議会の8割を占めている。つまり、アメリカ議会の8割が、この国の5%の連中の手に握られているのである。もちろん、世界には心清らかなユダヤ人も存在する。私たちは彼らのことを指して言っているのではない」と付け加えた。

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( 翻訳者:8412101 )
( 記事ID:32556 )