金角湾地下鉄橋、テスト走行はじまる
2014年01月23日付 Hurriyet 紙


10年にわたる議論を乗り越えた金角湾地下鉄橋の開通もあと少しとなった。地方選挙前に開通を迎える「スマートな橋」で荷重テスト走行が始まった。両岸を砂袋を積んだ鉄道が走行する試験では、ヒュッリイェト紙も同橋の建築家であるハカン・クラン氏と共に参加した。

■マルマライに接続

金角湾地下鉄橋は、総額4億2,000万ドル(約9億6,250万トルコリラ)に及ぶ「タクスィム-イェニカプ地下鉄プロジェクト」の主要プロジェクトである。地下鉄は所々にトンネルに入り、イェニカプ駅でマルマライと接続する。

■「スマートな」地下鉄橋

この回転式地下鉄橋は、12cm上昇し90度向きを変えて開く。全長120mで3,500トンの水圧を処理可能。高架橋を含めた工費は2億4,650万ドル、取り付けられた36個の3次元センサーが24時間見守ってくれる。海中のパイプ腐食防止のため、常に水が流れる。

■「誇りに思う」

建築家のハカン・クラン氏は、批判について自然に応対する中、「私にとって悲しいのは、科学、建築から離れた政治的、心ない批判であった。慣れるまで絶望的な気分になった。しかし最後には、人が望む所で夢を描き、望まない所では目をつぶることを身につけるのを受け入れた」と述べた。クラン氏は、作品(金閣湾地下鉄橋)に誇りを抱いており、この思いを皆と共有する日を待ちわびていると述べた。

■シルエットに「2本の尖塔」をプラス

2本マストの帆船を想起させる橋脚は、シシュハーネ坂から眺めると、ミマル・スィナンの作品スレイマニエ・ジャーミーに2本の尖塔が加わったようである。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:32680 )