メスバーフ=ヤズディー、ロウハーニー大統領を強く非難
2014年02月08日付 Iran 紙

【イラン紙オンライン版】

 イマーム・ホメイニー教育研究所の所長を務めるメスバーフ=ヤズディー師は水曜日の夜、ゴムにあるホセイニーイェ「イマーム・ホメイニー」にて、ロウハーニー大統領を強く批判した。

 同師は国の現在の状況について触れ、「あなたがたに助言をした。だがあなたがたは誠実な助言者を喜ばない」〔コーラン第7章第79節〕という章句に言及した上で、次のように述べた。

〔コーランでは〕無知、無理解、歪んだ考え、その他が非難されている。これらはそれ自身、神と預言者の助言である。あなた〔=ロウハーニー大統領〕はご自身に助言する者、ご自身を批判する者を、お好きではないらしい。あなたは「私たちは批判を好む、反対者にも理がある」などと言っているが、しかしあなたは嘘を言っている。あなたには〔批判者から批判の言葉を〕一言も聞く度量はない。

 メスバーフ=ヤズディー師の支持者たちからなる「革命永続戦線」の広報サイトが伝えたところによると、同師は新政権に向けて、次のように言い放った。

彼ら〔=西洋〕はあなたに利益を約束しているが、それは嘘であり、あなたがそれを手に入れることはないだろう。もし手に入れることがあるとしても、そのためにどれだけの代償を払わねばならないというのだろうか。あなた方は人民の名誉を売り、30年間にわたって流されてきた殉教者数千名の血を無にしようとしている。その引き換えに彼らは、本来あなた自身のお金だったものを、わずかばかりあなたに戻してくれるだけなのだ。なんて馬鹿げた考えだろう!


〔‥‥〕

 同師はまた、次のようにも述べている。「今日、彼ら〔=ロウハーニー政権に近い人々〕は宗教指導者に対して、『専門的知識などないあんた方が、なぜ経済問題や政治問題に口出ししているのか。神学校に引っ込んで学問でも究めておけ』などと言っているのだ」。

 最高指導者専門家会議の議員でもある同師は、「歴史を通じて、無知だ、理解が足りない、考えがねじ曲がっているなどと、宗教指導者たちは常に非難されてきた」と述べた上で、「〔革命前の〕シャーも、坊主どもは頭の上にナプキンを載せたバカ者だ、彼らには政治が何か、われわれの住む世界がどんなものなのか理解できないのだ、などと言っていたものだ」と指摘した。

 メスバーフ=ヤズディー師は最後に、「冷酷な心の持ち主である彼ら〔=ロウハーニー政権〕は〔宗教指導者に向かって〕『経済や政治に何の用事があるというのか、このアホどもが』などと言っているのだ」と付け加えた。

出典:シャルグ紙


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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:32902 )