ロウハーニー大統領、「商品バスケット」をめぐる混乱で国民に陳謝(上)
2014年02月06日付 Jam-e Jam 紙


 大統領はテレビの生放送のインタビューで、現在イランが抱える重要問題について、国民に話しかけた。

 ハサン・ロウハーニー大統領は発言の冒頭で、ファジル(夜明け)10日間〔※1979年2月1日に革命指導者のホメイニー師がフランスからイランに帰国し、同11日に革命の勝利が宣言されるまでの10日間のこと〕を祝い、イスラーム革命は歴史上偉大な奇蹟だったとした上で、

人々の高い意識、団結、自己犠牲の精神といった諸要素が、イマーム・ホメイニーの指導の下で革命が勝利を収める要因となった。今日、もし同じ要素が現在の革命の旗手、すなわちアーヤトッラー・ハーメネイー閣下の元で維持されるなら、われわれはあらゆる〔不当な〕権力に対して勝利をものにすることができるだろう。

 と述べた。

 大統領はイラン国民に対し、今年のバフマン月22日〔2月11日の革命記念日〕を過去のそれとは異なった形で催そう、毎年同日には偉大なことが創造されたことは確かだが、今年のバフマン月22日はさらなる大偉業を果たすべく、街頭に繰り出そうと呼びかけた。

〔‥‥〕

 ロウハーニー大統領は続けて、〔メディアを通じて〕国民に向けて行った前回の施政報告から約70日間が過ぎたとした上で、この間の変化について話し始めた。

 大統領は国の進歩にとって、団結と連帯こそ、最も重要な要素の一つだとした上で、「政府は批判を歓迎する。ただし、その批判が真摯で建設的なものであることが条件だ」と述べた。

 大統領はまた外交政策について、「この分野では大きな一歩が踏み出され、新たな空間が開かれた。今日、われわれは一方で近隣諸国、他方で世界の大国との外交関係で、大きな変化が生じているのを目の当たりにしている」と言明し、さらに「近隣諸国との関係は日増しに密になっている。この関係はわれわれにとって優先的位置を占めている」と述べた。

 大統領はジュネーブ合意について触れ、「われわれはイラン国民の権利を守り、名誉を保ちながら、大国との合意を成し遂げた。不当にイラン国民の足枷となっている制裁という鎖の多くが、今やバラバラにほどけつつあるのである」と語った。

 大統領はさらに、「これは知性と名誉、国益の立場から、世界との関係でイラン国民が手に入れた、最初の成功である。われわれの外交政策の大枠は、最高指導者が規定し、その実行を政府に委ねた枠組みに基づくものである」と述べた。

つづく




本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:32918 )