イラン外務省、パキスタン大使を呼び出し:国境警備兵5名の略取で
2014年02月10日付 Mardomsalari 紙
イラン東部ジャキーグール地域で、5名のイラン人国境警備兵がテロ組織によって略取され、パキスタン領内に連れ去られた事件を受け、駐テヘラン・パキスタン大使がイラン外務省に呼び出された。
イラン国営通信の報道によると、この面会で外務省西アジア局長は、イラン=パキスタン国境地帯では過去数ヵ月間で数件のテロ事件が発生しており、テロリストらはパキスタン領を〔テロ活動に〕利用していると指摘し、略取された人々の無事と帰国が保証されることの必要性〔を強調した〕上で、このテロ行為に関わった犯人の引き渡しと、この種の事件の再発防止に向けたパキスタン政府の毅然たる対応を求めた。
パキスタンのヌール・モハンマド・ジャドマーニー大使はこの面会で、今回の事件発生に遺憾の意を示した上で、「この問題の調査が自らの重要な責務であると考えている。必要な調査・措置を講ずるよう、自国政府に伝える」と述べた。
なお、ジェイショル・アドルと名乗るグループは、パキスタン国境に勤める5名のイラン人国境警備兵に関する画像をツイッターのページ上に掲載し、略取事件への関与を認めている。
イラン学生通信によると、金曜日〔=2月7日〕、我が国の国境警備兵5名がスィースターン・バルーチェスターン州ジャキーグール国境で、正体不明の人々によって略取された。一部のメディアによると、彼らはパキスタン領内に連れ去られたという。
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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
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