スンナ派指導者「タクフィール派はスィースターン・バルーチェスターン州に基盤をもたず」(中)
2014年02月17日付 Iran紙

これらのテロ組織は、宗教上の教義に関する過激な解釈にどれほど影響を受けているでしょうか。彼らはタクフィール主義集団やアル・カーイダと通じていると考えますか。

 イランから逃亡して、パキスタンやアフガニスタンに向かう人々はタクフィール主義集団、及び宗教的過激派との接触に曝されている。彼ら〔=宗教的過激派〕は、これらの人々〔=イランで罪を犯し逃亡した者たち〕と接触し、彼らを煽動しようと企てているのだ。イラン・イスラーム共和国体制に反対する諸々の集団は、こうした者たちを利用して自らの目的を追求し、体制に打撃を加えることを目指しているのである。

あなたは一宗教人として、今日イスラーム世界において深刻な問題と化しているタクフィール主義という潮流について、どのように分析しますか。これらの集団は何処から、又、何故現れたのでしょうか。

 遺憾ながら、多くのイスラーム諸国では政府の行動が原因で、タクフィール主義の潮流が生まれている。これらの政府は、人々を国政に関与させず、彼らの諸権利を尊重していない。こうした国が、このような潮流に直面しているのだ。もちろん、宗教的教義に関する誤った解釈や理解が影響していることも事実だが。従って、もしイスラーム世界の一部の国が人々の諸権利を重んじるならば、これらの潮流は孤立化するはずだ。

彼らがイランやスィースターン・バルーチェスターン地方に浸透するための素地というものが、存在するでしょうか。また基本的に、これらの潮流は一時的なもの、一過性のものなのでしょうか。それとも、彼らに対抗するための対策を真剣に考えるべきでしょうか。

 タクフィール主義集団が〔スィースターン・バルーチェスターン地方に〕浸透する素地というものは、〔同地方が〕パキスタンやアフガニスタンと隣接しているが故に、確かに存在する。しかしながら、私見ではこれらの集団はそれほど長くは続かない。なぜなら、彼らは人々に歓迎されておらず、拒絶されているからだ。彼らのしていることに、合理的・宗教的正当性はない。彼らは、宗教に害を与えているのだ。とはいえ、彼らに対抗するためには、適切な方法を選択せねばならない。彼らに対して、自分たちのやり方は正しくないということを、理解させねばならない。コーランには、暴力的で過激な行動を禁じ、穏健を強調する節が沢山存在するのだ。

つまり、タクフィール主義集団の影響力を抑えるには、より一層の啓蒙活動を実施すべきだ、とのお考えなのですか。

 如何にも。啓蒙活動が必要だ。正しく且つ穏健な方法を活用せねばならない。ロウハーニー氏の政府が選択してきた政策や方法が、まさにその一例だ。反対者の言葉に耳を傾け、〔立場の異なる〕他者と対話し、平穏で静かな状況を用意せねばならない。こうしたことこそ、有益だろう。

つづく


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(翻訳者:赤城颪雷来)
(記事ID:33074)