スンナ派指導者「タクフィール派はスィースターン・バルーチェスターン州に基盤をもたず」(下)
2014年02月17日付 Iran紙

穏健・中道の考え方が治安確立にとって相応しい対策だ、ということですか。どのようにしたら、こうした考え方を普及させることが可能になるでしょうか。

 その通り。穏健な方法によって、人々と交流し、〔少数民族・地方に対する〕差別を解消することが可能となる。シーアとスンナの間には何ら違いはないということを、行動で示す必要がある。人々は、地元の行政や役職には地元民を使って欲しいと考えている。ロウハーニー師とその政府の施策は、これまでのところ良好だ。穏健な手法が社会に根付く必要がある。そのためには、識者や責任者たちは自分たちの見識を示〔して、行政に還元〕すべきだ。こうした考え方の原理や手法を〔一般の〕学校や宗教学校、メディアに浸透させ、議論を起こすことも可能だろう。我が国、特にわれわれの地域は、過激な考え方によって害を被ってきた。もっとよいのは中道・穏健路線であり、これは宗教も強調・支持していることである。

州が抱える経済問題や未開発状態が、治安悪化の主要な原因の一つだと、先ほど指摘していましたが、政権による地方州訪問はこうした問題の打開に役立つとお考えですか。

 然り。政府はこの問題に関心を払っていると感じている。こうした〔地方州への〕訪問は、スィースターン・バルーチェスターン州が抱える諸問題に政府が注意・関心を抱いていることを示すものとなろう。

新政権では「少数派・民族問題特別補佐官」という役職が設けられ、ユーネスィー師が当該責任者として、スィースターン・バルーチェスターン州を訪問しました。あなたも同師と会談されましたね。ユーネスィー大統領補佐官の考えを、あなたはどのように評価しますか。

※訳注:ユーネスィー師はハータミー政権時代に情報相を務めた人物で、ロウハーニー大統領の側近として知られる。

 ユーネスィー師は事情に明るく、しっかりとした立派な意見の持ち主である。彼は〔イランを構成する〕各民族や少数派に対して、よい見方をもっている。私は彼と会い、話し合いを行ったことがある。各民族や少数派に対するユーネスィー師と政府のスタンスは適切なもので、これが行動でも実現されることを、われわれは願っている。第11期政権〔=ロウハーニー政権〕の1期4年間で、スィースターン・バルーチェスターン州、特に国境地帯が抱える問題の一部でも解決されることを望んでいる。ロウハーニー師の政権はよい仕事をしている最中である。スィースターン・バルーチェスターンを中心として、国の東部に注意を払い、同地方のもつ可能性を認識し、特に治安の確立に向けて努力することこそ、〔テロ問題を解決するための〕重要な市民参加型の文化的手法と言えよう。

治安を整え、州の投資環境を整備することは政府の責任であることはもちろんですが、しかし地元の有力者や長老格にも、このことで責任はないのでしょうか。

 地域の長老格・指導者たちも、〔州の発展に〕寄与すべきである。彼らも問題解決に向けて、自分たちの影響力や資本を活用し、政府を手助けすべきだ。全員が手に手を取り合う必要がある。単独では、政府にこれといったことをすることは不可能である。もちろん、政府も長老格や指導者たちを支援し、彼らに活躍の場を与え、人々をさまざまなことに参加させるべきである。例えば地域の高官は地元の人たちから選ぶ、といったことが必要だ。

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(翻訳者:白糸台国際問題研究所)
(記事ID:33075)