ラザヴィー=ファギーフの問題発言に対し、各方面から非難の声
2014年03月05日付 Jam-e Jam 紙

 改革主義活動家の一人であるラザヴィー=ファギーフがハメダーンで起こした最近の問題発言〔※〕を受け、ハメダーン州知事は関係機関に対し、この問題の調査を求めた。

※訳注:改革派の活動家でジャーナリストのサイード・ラザヴィー=ファギーフという人物が2月下旬に改革派の集会で、最高指導者専門家会議の機能停止を批判し、ハーメネイー最高指導者をはじめとする革命第一世代の指導者が死亡した後、イラン・イスラーム共和国は大変な混乱と権力争いに陥るだろうと予見、さらにはハーメネイー最高指導者を革命前のシャーと同列に扱い、同師がシャーのように国民に見離される可能性についてほのめかしたことを指す。

 ナスィーム通信の報道によると、ニークバフト知事は「この侮辱的発言は社会の団結に傷を付けるものである。この人物を〔集会に〕招待した人物は、〔発言への〕嫌悪の念を示し、説明責任を負うべきだ」と述べた。

 また、マルジャエ・タグリード(宗教的権威)の一人であるアーヤトッラー・ヌーリー=ハメダーニーも、改革派の人物による先の発言に抗議する神学生らの集会で、「〔当局は〕ラザヴィー=ファギーフを招待した人物〔=改革主義者〕を〔要職から〕解任し、ハメダーンであれ、その他の都市であれ、こうした人物が活動する余地は何処にもないといういことを明確にすべきである」と強調した。

 メフル通信の報道によると、ゴム神学校におけるハメダーン出身の神学生・宗教学者代表を務めるセイエド・ジャラール・ラザヴィーも、〔イスラーム共和国体制に対して〕行われた侮辱を糾弾するために開かれたハメダーン市民の集会で、体制と革命、そしてそれらを支える指導者たちを侮辱する権利は誰にもないと述べた上で、「ハメダーンは偉人たちの地である。侮辱行為に対して沈黙することはない」と語った。

 ラザヴィー=ファギーフはハメダーンで開かれた集会で、革命の諸価値に対して侮辱的な発言を行っていた。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:33199 )