イランとイラク、国境問題で和解(2):二か国関係の手本に、武器購入契約の報は否定
2014年02月27日付 Mardomsalari 紙


【同紙15面】イラクのホシヤール・ズィーバーリー外相は、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ[イラン外相]との会談後、次のように発表した。

我々はアルヴァンド川[シャットルアラブ川]の問題に関して、即ち河川の浚渫[堆積泥土等の除去]、更には国境の線引きに関して合意した。

イラン国営通信(IRNA)の報道によると、ズィーバーリー外相は以下のように述べた。

今回のイラン訪問で、重要な問題の多くについて協議が為され、特にアルヴァンド川の問題に関して、即ち河川の浚渫と堆積物の除去、更には国境線画定にも合意した。我々は過去2年の間に1200㎞余りのイランとの国境の線引きを行い、この分野で良好な進展を遂げた。

 同外相は両国間の共有の河川・水域の問題を会談のもう一つの課題と見なし、次のように述べた。

これは世界共通の問題である。今回達成された諸々の合意は、過去においてこうした問題をめぐって互いに争いながら今日関係改善に向けて開かれた展望を求めている、[隣接する]二ヶ国の関係の手本となりうるであろう。

 イラク外相は、[隣接する]二ヶ国の手本となるような最終合意の実現に言及し、次のように言明した。

我々は諒解覚書の署名に向けて今後早期にテヘランを再訪することを望んでいる。

 更に同氏は「イランとイラク両国には深刻かつ重大な問題が山積しているが、それらに関する協力は両国関係の暗黒のページを終え、協力という新たなページを開くことができるだろう」と述べた。

 また、イラク外相は「(互いの)国境が、両国の対峙する関門や障壁ではなく、イラン=イラク間の親交の懸け橋に変わるよう努めている」と付け加えた。

 これに加え、同外相は、イランとイラクがイランからの武器購入で合意したとの報が伝えられたことについて質問されると、次のように答えた。

イラク外務省は昨日、この件について声明を発表し、イランとイラクの間では武器購入に関するいかなる合意も取り決めも交わされていないと説明した。イラク政府は、国際法と国連の決定事項を遵守している。我々のイランの友人たちもイラクの現在の状況を理解してほしい。[…]むろん、アメリカからもこの件での説明を求められ、イラク国防省が回答した。


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( 翻訳者:8408172 )
( 記事ID:33207 )