大豆かす輸出国インドの損失:対イラン制裁緩和で南米からの輸入にシフト
2014年04月06日付 Jam-e Jam 紙

【同紙15面】インドによる大豆かす[※大豆油の搾りかす、主に飼料用]のほぼ限定的なイランへの輸出が、南アメリカ諸国による輸出への道を地ならししたイラン政府と西洋との核合意を受けて、減少した。三分の一にまで激減する可能性もある。

イラン外交筋の報道によれば、これによりアジア最大の大豆かす輸出国のひとつであるインドは、日本やベトナムなどの他の輸入国への価格を調整せざるを得なくなる。

インドの産業関係者によれば、イランは昨年、西洋諸国による経済制裁とインドとのバーター取引合意により、インド産大豆かすの最大の輸入国となっていた。しかし、核合意と制裁の緩和は、他の大豆かす輸出国へもイラン市場への道を開いたのである。今や割高なインド産大豆かすの買い手は、イラン国内でさえ非常に限られている。

ロイター通信によれば、インド産大豆かすのイランへの輸入は、2012~13年度までの3年間で4倍に増えた。しかし現会計年度では、昨年の96万4255トンからおおよそ30パーセント減少すると見られている。イランへのインドからの大豆かすの輸出は、2月には、昨年度の同時期に比べて63%減少した。また、インドの輸出総量を見ても68%が減少する事態となっている。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:33446 )