革命防衛隊総司令官「国の各機関はイスラーム的基準から乖離」
2014年04月14日付 Jam-e Jam 紙

 革命防衛隊総司令官は、国の各機関はイスラーム的基準から乖離していると指摘した上で、「革命最高指導者が革命防衛隊に期待しているのは、イスラーム的であるという点で、他の機関のお手本となってほしいということなのだ」と述べた。

 革命防衛隊広報が伝えたところによると、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将は第三回「医療と健康」会議の席上、革命防衛隊が成し遂げてきた傑出した成果の一つが医療や健康の分野に存在すると述べた上で、「革命防衛隊は自らの組織としての重要な使命として、あらゆる領域でモデル(模範)を作り上げなければならない。そこには文化や治安・安全、組織作りの領域など、あらゆる領域が含まれている」と述べた。

 同氏は続けて、われわれは革命の第一段階と第二段階は速やかに乗り越えてきたと指摘した上で、「革命の第一段階と第二段階、すなわち、革命の勝利とその基盤強化を、われわれは乗り越えてきた。それゆえ、革命防衛隊は今日、〔次に〕革命の目標推進で〔他の機関の〕模範となる義務がある。これは革命最高指導者が指摘されていることである」と続けた。

 革命防衛隊総司令官はさらに、「われわれが今位置している革命の第三段階とは、国の一部の機関のイスラーム化であり、それは遅々として進んでいない。しかしながら、イスラーム共和国体制のあらゆる機関では、自らの組織としてのすべて、あらゆる手法、あらゆる制度、あらゆる規則、あらゆる文化がイスラーム的、宗教的基盤に則ったものでなければならないのである」と付け加えた。

 ジャアファリー氏は、国の各機関はイスラーム的基準から乖離していると指摘した上で、「それゆえ、革命防衛隊にはこの分野で模範たること、模範となるべく大いに努力すべきことが期待されているのである」と言明した。

 同氏はその上で、「革命防衛隊という組織を作ることは、その直接的任務遂行よりも重要である。すなわち、革命防衛隊のイスラーム化は、その〔軍事的〕任務よりも重要だということである。このことは革命防衛隊員らの前で革命最高指導者が行った発言のなかで強調されていたことである」と指摘した。

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本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:33597 )