ハーメネイー最高指導者「聡明なる女性たちを育てたことは体制の誇り」(中)
2014年04月20日付 Jam-e Jam紙
http://www.khamenei.ir/より
http://www.khamenei.ir/より

女性と家庭:分離することのできない二つの問題

 同師はこのことについて、女性と家庭は分けることのできない二つの問題だとした上で、「もし女性をめぐる問題を家庭の問題から離して検討するようなことをすれば、前者の問題を理解し、その解決策について見極めることは困難なものとなろう」と指摘した。

 革命最高指導者は女性と家庭をめぐって出されている疑問に答え、そのあらゆる側面について検討するためには、何らかの研究センターの立ち上げが必要だとの認識を示し、「こうしたセンターは国家横断的なものとして、《女性》に関する正確で包括的な戦略を編成し、必要な調査を行ってこの戦略を実行に移すというのでなければならない」と付け加えた。

 同師はどのような機関ないしセンターにおいてであれ、こうした戦略を編み、女性の抱える問題を扱うには、以下の重要な要件を守ることが必要だとした。革命最高指導者がこれらの「要件」について説明する中で最初に強調したのは、まず「西洋人の考案したものからよく身を遠ざけ、〔それを参照することを〕控えよ」であった。アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、次のように強調した。

西洋人たちは様々な理由から、女性をめぐる問題を誤解してきた。しかしこうした誤った、堕落へと導くような理解を、彼らは世界中に流通させている。彼らはまた騒動を起こしては、他者や反対者から発言の機会を奪っている。

 同師はさらに、次のように続けた。

もちろん、女性問題の諸側面に関する西洋人の見方について知っておくことは必要だ。しかし《新しく見えて旧態依然とした》、《〔女性に対して〕同情的に見えて非道な》こうした思想を参考にするのではなく、むしろそこから距離を取ることが必要である。なぜなら、こうした思想は人類社会を導き、それに幸福をもたらすことなど、絶対にできないからだ。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、女性に関する西洋思想がその根本において逸脱しているのは、存在や世界に対する彼らの物質的で非神的な見方に原因があるとした上で、次のように付け加えた。

もう一つ女性をめぐる西洋思想の根底にあるのは、経済問題、特に職業をめぐる問題で女性の可能性について語るときに見られるビジネスライクな視線、そして男たちの肉欲解消のための道具へと女性たちを貶める侮蔑的な視線である。そのために、女性に関する西洋思想は、完全に抑圧的で石化したものとなっているのだ。

 同師は女性のおかれている実際の状況に関して、西洋で出ている一部の記事や著書を取り上げた上で、「もし女性問題に対するわれわれの視線が健全で、論理的で、正確で、有益なものとなるのを望むのなら、職業や性の平等といった問題における西洋的思考から、われわれは完全に距離を取る必要がある」と指摘した。

 同師はその上で、「女性と男性の性的平等」は西洋が犯している完全に誤った議論の一例だとし、「平等がいつも正義を意味するわけではない。正義はいつでも真だが、しかし平等はときに《真》でときに《偽》である」と付け加えた。

 革命最高指導者は、神は女性たちを、性的・感情的観点から、人間生活のなかの特有の場所を占めるよう創造したのであり、そうした女性たちを、彼女たちが苦しむような領域に参入させなければならないような理屈など、どこにあるのかとの疑問を提起した。

女性問題に対するイスラームの人間的視線

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は女性問題に対するイスラームの人間的視線について強調し、「多くの問題、特に精神的地位の点で、女性と男性のあいだにはいかなる相違も存在しない。しかし形態は異なっている。こうした現実こそ、共通の領域とともに、相異なった領域を理に適ったものとして〔男女に〕もたらすのである」と述べた。

つづく





本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:白糸台国際問題研究所)
(記事ID:33639)