国会議長「政治的諍いは脇に置いて国民が直面する主要な問題に注意を向けるべき」
2014年04月26日付 Mardomsalari 紙

 ラーリージャーニー国会議長は、西洋によるイラン国民に対する制裁は色褪せてきていると強調した上で、「イランは核交渉に極めて真剣に取り組んでいる。これに関して、西洋諸国はかつての振る舞いを繰り返そうとするべきではない。なぜなら、彼らは今や、力強く聡明なるイランを相手にしているからだ」と述べた。

〔‥‥〕

 アリー・ラーリージャーニー国会議長はまた、「国のすべての責任者たちは、ささいなことに拘泥するのはやめ、国民が直面している諸問題を正確に観察するべきだ。国民に寄り添い、資本家に敬意を払い、〔経済〕発展と雇用〔創出〕にとって適切な環境を用意するべきだ」と語った。

〔‥‥〕

 同議長は、「どんなことにも、考え方の違いというものは存在する。しかし、雇用〔の創出〕や〔経済の〕発展、国益〔の増進〕に影を落とすほど〔の対立〕になってならない。国の発展に向けた動きを阻害する原因となってはならない」と指摘、さらに次のように強調した。

現状では、すべての関係者・機関は政治的諍いを脇に置いて、国民の抱える主要な痛み、つまり経済問題に注意を向けるべきだ。他方、政治的な考え方は、各個人で異なるのも事実である。民主主義が存在する国では、あらゆることで意見の違いが存在することは普通のことだろう。しかし、国の主要問題、つまり経済問題や失業問題を忘れるほど〔政治的な諍いに熱中するべき〕ではない。

 ゴム選出の国会議員である同氏はさらに、国益こそ皆が考えるべきことであると強調し、

〔‥‥〕もし経済問題が国の問題の7割を占めるのであれば、各メディアはこの問題に特別の注意を向けるべきだ。そこで、次のような疑問が浮かぶ。つまり、各メディアはどれだけ、農業関係者の抱える問題、畜産業者の抱える問題を取り扱ってきたのか、という疑問だ。われわれが目にしているのは、こうした問題が扱われる代わりに、政治的な諍いばかりがメディアによって扱われている様子である。

 と指摘した。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:33707 )