大規模ガス備蓄プロジェクトが始動:将来的にはトルクメニスタンからガス輸入を停止
2014年04月26日付 Jam-e Jam 紙
シューリージェ・ガス貯蔵施設(eIRIB ニュースサイトより)
シューリージェ・ガス貯蔵施設(eIRIB ニュースサイトより)

【同紙4面(経済面)】1393年[2014年3月~]に46億㎥(立方メートル)に及ぶ、シューリージェ[※]・ガス備蓄計画が始動し、イランのトルクメニスタン産ガス輸入の必要性は低下した。近い将来には、同国からのガス輸入を停止することが可能となる。

※訳注:シューリージェは、イラン東北部ホラーサン・ラザヴィー州のなかでも、トルクメニスタン国境に最も近いサラフス県の村。

 過去数年にわたり、トルクメニスタンは厳寒期になると幾度となくガスの供給を停止し、イランに対し輸出価格値上げのための駆け引きを仕掛けてきた。

IRNAによれば、シューリージェのガス貯蔵施設は、現在までに98%の設備が完成しており、今年、正式に稼働を始めることになっている。
 同貯蔵施設のガス備蓄量は、46億㎥であるが、第1段階として、24億㎥のガスの備蓄を行う予定である。シューリジェのガス備蓄計画は、ホラーサーン・ラザヴィー州、北ホラーサーン州、南ホラーサーン州、ゴレスターン州、マーザンダラーン州、ギーラーン州、アルダビール州で使用するガスを供給するものであり、東隣の国々からのガス輸入は不要となるだろう。

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( 翻訳者:8400001 )
( 記事ID:33719 )