国内では一日に9人の麻薬常習者が死亡
2014年05月10日付 Mardomsalari紙

 麻薬対策本部事務局長のラフマーニー=ファズリー内相は、芸術家ないしスポーツ選手で麻薬中毒に陥っている者たちのデータベースが立ち上げる見込みであることを明らかにした。

 ISNA〔イラン学生通信〕によると、ラフマーニー=ファズリー内相は木曜日の朝、ソーシャルワーカーらとの討論会の席上、麻薬撲滅問題を社会一般が取り組むべき問題とすることの重要性を指摘した上で、次のように述べた。

市民が〔自主的に麻薬撲滅に向けた〕取り組みに参加し、国民の利益とは何かについて市民自身が決めるようになれば、取り組みはつねに正しく機能するものだ。つまり、市民の参加によって持続的な安全が実現される、ということだ。

 同氏は、麻薬対策本部の仕事とは麻薬問題に関する国民の理解と認識を向上させることにあるとした上で、「麻薬には非常に多くの種類が存在し、またこの問題は今も急速に拡大中である。そのため、正しい認識を欠いた対策論議では、問題解決にはいたらない〔‥‥〕」と付け加えた。

 内相は、〔麻薬中毒を〕予防するにあたって最も重要なことは、麻薬中毒に関する国民の正しい認識と理解を促すことだとした上で、以下のように語った。

これまで何度も言ってきたことだが、国内には130万人の麻薬常習者が存在し、そのうち63%が既婚者で、離婚の53%がこうした麻薬常習者らの家庭で起こっている。しかし、どれくらいの家庭や子供たちが両親の麻薬中毒問題に苦しめられてきたのかについて、これまで計算は行われてこなかった。

 ラフマーニー=ファズリー内相は効果的な麻薬撲滅のためには、〔麻薬問題を〕社会問題として捉えていく文化〔の促進〕に最優先で取り組んでいく必要があると指摘し、次のように語った。

〔麻薬問題に取り組む〕NGOの数は約53%増加したが、その一方でこうしたNGOのうち、91%は民間部門によって運営されている。麻薬撲滅問題では、〔国の機関ではなく〕社会センターの強化に向けて、もっと踏み込んでいく必要がある。

 同氏は自身の発言の別の箇所で、麻薬常習者やその家族たちに対し、一般社会では不適切な対応が見受けられると指摘した上で、

〔‥‥〕麻薬常習者には、社会復帰をしたいという願望がないため、彼らは麻薬常用の道を歩み続けてしまう。自身の麻薬使用のための費用を確保するために、麻薬の販売に頼ってしまうことすらある。実際、麻薬常習者の80~85%がその販売者でもある。彼らはすでに〔社会の〕最底辺に落ちているので、かれらにとってもはや恐れるものは何もないのである。

〔‥‥〕

 麻薬対策本部事務局長は、麻薬の濫用によって、国内では一日に8~9人が命を落としていると指摘し、「麻薬問題に関する社会一般向けの情報を増やす必要がある。また、イラン国営放送を含めたあらゆる機関・組織の協力レベルの引き上げも必要だ」と述べた。

 同氏は治安維持軍の統計によると、クラック〔高純度コカイン〕使用の激減が見られるとしつつ、

覚醒剤使用の伸びも鈍化している。しかし残念ながら、統計によれば一日に8~9人が麻薬使用で命を落としている。その一方で、残念なことに、人々が不注意であったり、専門的知識を欠いていたり、あるいは使用するドラッグについて隠し事をしたりしていることが原因で、向精神薬として生産される種類のドラッグによる死亡者の増加が起きている。

 と語った。

 ラフマーニー=ファズリー内相は人々に対し、「合成麻薬の使用は、そこに用いられている薬物からして違法だ」と警告を発した。

〔‥‥〕

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(翻訳者:赤城颪雷来)
(記事ID:33928)