アーヤトッラー・ソブハーニー「過去8年間で中国製のガラクタを輸入」
2014年06月07日付 Mardomsalari 紙


 アーヤトッラー・ソブハーニーは、「ファトワーを求められたときにいつも答えていることだが、〔銀行が債務者から債務返済の〕遅延延滞金を徴収するのは〔イスラーム法で禁止されている利子(リバー)にあたり〕ハラームである。銀行制度の責任者たちは、この種の問題が少なくなるよう、一考すべきだ」と述べた。

 マルジャエ・タグリード(シーア派の宗教最高権威)である同師は木曜日、ヴァリーオッラー・セイフ中央銀行総裁との面会の中で、〔‥‥〕「イスラームには経済〔思想〕は存在するが、経済学はない。私が指摘するのは、イスラーム経済〔思想〕の範囲内でのことである」とし、「分割払いで返済遅延の問題に直面している人たちがいる」と述べた上で、次のように指摘した。

行政権〔のしていること〕とイスラーム法学、そしてファトワー〔の言っていること〕の間には齟齬が生じている。私たちがファトワーを求められたときにいつも答えているのは、遅延延滞金を徴収するのはハラームである、ということだ。銀行制度の責任者たちは、この種の問題が少なくなるよう、一考すべきだ

 同師はまた、「商売は人々の手に任せ、銀行が商売をしないようにすべきだ」と強調し、「前の時代〔アフマディーネジャード政権のとき?〕から言ってきたことだが、政府は良い商売人とはいえない。しかし良き監督者になることはできる」と指摘、さらに「今や銀行は人々の手から商売を取り上げてしまっている。しかし、商売は人々の手にあるべきであり、銀行はその他の手段で活動をすべきだ」と言明した。

 ゴム神学校のイスラーム法学および法源学の上級コースの教授を務める同師はまた、「輸入は必要最低限に抑えるべきだ」と強調した上で、「残念なことに、過去8年間で価値のない中国製のガラクタが国内に流入してしまい、国の経済から活力を奪ってしまった」と語った。

 同師はさらに、「インフレを抑制し、雇用を増やすためには、輸出を増やし、輸入を減らさなければならない。そうすれば、活発な経済が社会に戻ってくるだろう」と付け加えた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:34282 )