革命防衛隊最高指導者代理「革命防衛隊系のメディアには正確さに欠ける報道も」
2014年06月11日付 Mardomsalari 紙


 革命防衛隊における最高指導者代理は、大統領は公正な批判なら支持する姿勢を示していると述べた上で、「にもかかわらず、革命防衛隊系の通信社やメディア〔※ファールス通信やジャヴァーン紙、タスニーム通信などを指す〕から伝えられる報道の中には、必要とされる正確性の欠いたものが見受けられる。必要な正確性を保つ必要がある」と指摘した。

 イラン学生通信が伝えたところによると、アリー・サイーディー師は記者会見で、批判に反対している者はおらず、基本的に批判とは問題の所在を知り、それを改善していくためにあるのだと指摘し、次のように述べた。

フィールーズアーバーディー少将〔統合参謀本部長〕が指摘したのは、なぜ軍関連の一部のメディアは情報を伝える際に必要な正確性を欠いているのか、必要とされる正確性は保持されねばならない、ということについてだった。

 革命防衛隊における最高指導者代理を務める同師はさらに、

いずれにせよ、一部のメディアや通信社は革命防衛隊に関連したメディアであり、ファールス通信やその他の通信社はニュースを伝える際、普遍性をもつことが期待されている。というのも、一部の情報が時折、正確性や慎重さを欠いた状態で発信されているからだ。

 と続けた。

 サイーディー師はフィールーズアーバーディー少将が「報道には正確さが必要だ」と述べたことについて触れ、

報道にはスピードが極めて重要だ。しかし、スピードの一方で、不注意があってはならない。なぜなら、こうしたことは軍にとって相応しいことではないからだ。こうしたことのために、〔軍に〕意味のない負担をかけさせてはならない。実際、メディアは共感しているのだ、と政府が感じるような言動が必要だ。

 と付け加えた。

 同師はまた、防衛隊員らが学識を深め、敵による文化的侵略に対抗するために、革命防衛隊が行っている思想上、政治上の努力について触れ、

敵の陰謀を知り、防衛隊員たちに〔敵の文化的侵略への〕ワクチンを接種させるために、われわれはこれまでに多くの努力を費やしてきた。われわれはさまざまなキャンプや講習、演習を開いてきた。宗教思想の結実のために革命防衛隊がしてきた努力には、膨大なものがある。

 と述べた。

 同師は続けて今年のスローガンに触れ、

革命防衛隊は経済分野での活動に向けた用意があることを表明している。しかし政府はこれまで、こうした能力をあまり歓迎してはこなかった。革命防衛隊が用意を表明したというのは、政府に対して〔利権の〕分け前を要求したという意味ではない。しかし残念なことに、そのように解釈されてしまった。革命防衛隊は最高指導者の聡明なる政策に仕える存在である。なぜなら、敵の圧力に対抗する唯一の方法は、体制内部の堅牢さに頼る以外にないからだ。

 と指摘した。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:34346 )