ロウハーニー大統領、イラクのテロリストらに警告
2014年06月19日付 Jam-e Jam 紙


 大統領はイラク情勢ならびにダーイシュによるテロ行為に触れ、「シーア派のイマームたちの聖地、敬愛すべきカルバラーやナジャフ、カーゼマイン、そしてサーマッラーに関し、すべての超大国、彼らにカネで雇われた傭兵や人殺しども、そしてテロリストらに告ぐ。偉大なるイラン国民は聖地を守るために、いかなる努力も惜しまない、と」と述べた。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、ホッラムシャフル市内のメイン・スタジアムに集まった同市の熱狂的な市民の前で演説を行ったハサン・ロウハーニー大統領は、「[イランの]人々は長大な書状に署名をして、清浄なるイマームたちの墓廟に馳せ参じてこれらを守り、テロリストどもを黙らせたいと願い出てくれた」と述べ、さらに次のように付け加えた。

親愛なるイラン国民に申し上げる。シーア派信徒であれ、スンナ派信徒であれ、クルド人であれ、自己犠牲を厭わぬ勢力は、イラク全土にはたくさんいる。彼らは自己を犠牲にする準備ができている。彼らが[自ら]これらの[テロ]組織や、それを支援している域内・域外の勢力の跋扈を咎めてくれるだろう。

 大統領はまた、外交問題の重要性を強調した上で、「この政権はイランの国益と国民の権利の枠内で、各国、特に近隣諸国との正確で建設的な関係を、推し進めてきた。この姿勢は今後も変わらない」と付け加えた。

 大統領はさらに、「イラン国民にお約束する。私たちはこれまで制裁の解除と核の分野における権利の実現に向けて、[積極的に]先手を取ってきた。次の一手も、私たちが取ることになるだろう」と述べた。

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本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:34486 )